ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

改めて1on1について考える

こんにちは。年明け早々からConfluenceに蓄積されているデータを一部吹き飛ばしてしまい、すでに年末の本番環境でやらかしちゃった人 Advent Calendarへのエントリーが決まっている浅野です。そちらの顛末は喪が明けたら(=復旧と原因究明が終わり再発防止のアクションが軌道に乗ったら)改めてこのブログでもまとめるかもしれません。。。

簡単なようで掴みきれない1on1

さて、今回のテーマは1on1です。ユニファの開発チームはほとんどのメンバーが上司との1on1を毎週実施しています。私自身もメンバーとして上司として前職も含めて数多く参加してきましたが、まだ1on1の本質を掴んだという感覚は持てていません。特に上司として1on1をチームマネジメントにより有効活用していきたいという思いが強いです。最近は書籍やWebなど参考資料が増えてきた印象があり、「傾聴」「心理的安全性」「コーチング」といったキーワードや、「進捗確認だけで終わらない」「先に自分の意見を言わない」「褒める/感謝を伝える」など戦術面でのアドバイスにも多く触れることができます。それでも、「1対1で話す」以外に明確な定義がない上にクローズドな状況で行われるため客観的なフィードバックが働きづらく、結局手探りで自分なりのやり方を模索している方も多いのではないでしょうか。こうしたもやもやを抱えたなかで、昨年行われた1on1カンファレンスのセッションをいくつか視聴する機会に恵まれました。

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神様がいれば「ふりかえり」はいらない。

f:id:unifa_tech:20210228125750p:plain こんにちは、プロダクトマネージャーの田嶋です。

今回のテーマは、もしかして"沼"とはこのこと..?と最近感じている「ふりかえり」について、まだ始めていない皆さんが一歩目を踏み出せることを目指して記事を書きます!

ただ一言に「ふりかえり」と言っても様々なものがあるので、今回指す「ふりかえり」をはじめに定義します。 f:id:unifa_tech:20210228123456p:plain

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Slack じゃんけん、じゃんけんぽんっ!

みなさんこんにちは。サーバーサイドエンジニアの柿本です。

新型コロナの影響でリモートワークをしている人が増えていると思いますが、みなさんはリモートワーク中に誰かとじゃんけんをする時はどうしていますか?

① Zoom ごしにする
 => 「あっ、ネットの調子が!!」とか言いながら後出しする人いますね?

② チャットで同時に「グー」「チョキ」「パー」とポストする
 => 後出しのオンパレードになりますね。というか誰も先に出しません。

③ WEB ツールを使う
 => じゃんけん丸 さんが便利です。

④ そもそも仕事中にじゃんけんしない
 => え、しないんですか?

Slack が仕事場と化した今、オフィスでじゃんけんをするように Slack でじゃんけんできたら便利ですよね?

ということで「じゃんけんボット」を作ることにしました!!

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プロダクトマネージャーを採用したいと思っていたら、プロダクトマネージャーじゃない人にメッセージを届けることになった

こんにちは。人間中心設計(HCD)専門家のやまぐち(@hiro93n)です。主にプロダクトマネージャーやQAエンジニアの部署でマネージャーをやっています。

さて、今回の話題はプロダクトマネージャー採用についてです。エージェントさんと話しても「激戦ですね」と言われることが多いです。多いですが、プロダクトマネージャーって結局なんなのかについては意見が分かれるところだと思います。

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CloudFormationのCustomResourceでデータベースを作ってみた

こんにちは、プロダクトエンジニアリング部のちょうです。最近ひたすら既存システムの自動化をやっています。その中で、TerraformとCloudFormation両方を使っていました。TerraformあればCloudFormationが必要ないと思う方もいるかもしれませんが、CloudFormationを使ってTerraformができないことを可能にするCloudFormationのCustom Resourceを紹介しようと思います。

まず簡単にTerraformとCloudFormationの特徴を比較します。

Terraform CloudFormation
プラットフォーム AWS, GCP etc AWS
構文 HCL
リソース定義
JSON/YAML
リソース定義
IDEサポート(JetBrain)
それ以外Web Designerある
リソース状態 tfstateファイルで管理 AWSが管理
オンライン実行 Terraform Cloud(有料) 画面で変更および実行できる(無料)
入力 環境変数
tfvarsファイル
Terraform Cloud(有料)
作成・更新時に環境変数、JSONファイル
作成後AWSが管理
ロールバック機能 なし、途中で失敗すると止まる/crash あり
AWS API 最新ではない
例えばECS Serviceの一部設定など
最新
拡張機能 Golang Custom Resource
(SNS/Lambda)
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Rubyの並行処理についてまとめてみる

あいわらず鍋ばかり食べているWebエンジニアの本間です。 ただ、鍋の種類はごま豆乳鍋から寄せ鍋に変わりました。

さて1ヶ月以上遅れになりますが、 Ruby 3.0 が無事リリースされました。 まずはリリースに携わった全ての皆さま、本当にありがとうございます。 また今回は念願のメジャーバージョンアップであり、Ruby 3x3の達成おめでとうございます! 速く、使いやすくなったRubyをこれからもバリバリと使わせいただこうと思っています。

そのRuby 3.0で並行処理関連の2つの機能が追加されました。

  • Ractor
  • Fiber Scheduler

これらを見て「そういえばRubyの並行処理って何があるんだろう?」という疑問が浮かびました。

また、過去にこのようなエントリを投稿していたこともあります。

tech.unifa-e.com

新しい機能が追加されたタイミングで過去の機能も含めて整理しておきたいと思い、このエントリを書こうと思いました。

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個別最適に陥らないために考えたこと

こんにちは。ユニファでプロダクトマネージャーをしている井口(いのくち)です。

先日、他社のプロダクトマネージャーと会話した際、「1つのプラットフォーム上で複数のチームが同時に開発*1をすると、チームごとに個別最適に陥る場合があるよね。」という話になりました。私も個別最適な選択をしてしまい、後から仕様をひっくり返してしまった苦い経験があります。

私たちは個別最適に陥らないために、どんなことができるのでしょうか?今回は私なりにたどり着いた、個別最適を抜け出す対処法をご紹介したいと思います。

*1:実装だけでなく、要件定義やデザイン設計などプロダクト開発全般を指しています。

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