ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

危険を知らせる音について考えてみたこと

iOSエンジニアのしだです。

今回は直接的なiOS・Androidアプリ開発に関わることではありませんが、 今関わっているプロダクトで音について考える機会があったので共有したいと思います。

危険を知らせる音

普段生活している中で、踏切の音や救急車のサイレンなど聞く機会はあります。 これらの音は環境音など雑音の中で鳴ったとしてもハッキリと検知できます。

携帯電話から鳴る緊急地震速報の音は、電車に乗っていても、時にはビクッと驚いたりすることは皆さん経験があると思います。

これらは自然界にはない、サイン波や矩形波、ノコギリ波といった音が使われることが多く、環境音とは区別してハッキリと知覚できる音になっています。 また、そのような音は長時間、聞くには不快な音である場合が多いのも特徴です。

アプリで利用される音

iOS・Androidデバイスに目を向けてみると、通知が来たときの音、シャッター音、着信音など、OSに組み込まれているシステムサウンドにはさまざまありますが、 危険を知らせる音というのは聞いたことがありません。

唯一、スマートフォンから鳴る危険を知らせる音としては、緊急地震速報のときの音くらいかなと思います。(たぶん)

私自身も今まで、iOS、Androidアプリの開発の中で、危険を知らせる音を扱ったことがありませんし、 そのような音は、ビープ音のようなどうしても不快な音になるので、わざわざ不快な音をアプリでつかう機会はありませんでした。

今回、アプリを開発する上で、危険を知らせる音が必要になったためどういうものがあるか考えてみました。

危険を知らせる音のパターン

前述で述べたように、危険を知らせる音はサイン波や矩形波が使われます。4種類くらいパターンがあるかなと考えてます。 今回 4つのパターンを MAX 7 を使って音を再現してみたので共有したいと思います。

Alternating

異なるサイン波の音を交互に鳴らすものです。たとえば救急車のサイレンのようなものがあります。

※音が大きいので気をつけてください

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Sweep

時間によって周波数を変更するスイープ音です。たとえば火災報知器のようものです。

※音が大きいので気をつけてください

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Continuous

常に鳴り続ける音です。たとえば非常ベルぽい音です。

※音が大きいので気をつけてください

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Intermittent

とぎれとぎれに鳴る音です。たとえば車のバックするときの音です。

※音が大きいので気をつけてください

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おわりに

アプリ開発の話ではありませんでしたが、はじめて MAX/MSPを使ってみたり、iOS・Androidアプリ開発する上で音について考えることはないので良い機会だったと思います。 何かの参考になったら幸いです。