ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

2018年度 人工知能学会全国大会の参加レポート

f:id:unifa_tech:20180621105651j:plain

iOSエンジニアのしだです。
2018年度 人工知能学会全国大会 が、2018/6/5 〜 6/8に鹿児島の城山ホテルで開催されました。
参加人数が、2572名ととても盛り上がりを感じました。 私は 6/6 と 6/7 に聴講参加してきたので報告したいと思います。

開催場所

城山ホテル鹿児島で鹿児島中央駅からシャトルバスが出ており20分ほど行ったところにあります。
当日はあいにくの曇り空でしたが、ホテルからは桜島を眺めることができます。

f:id:unifa_tech:20180621105926j:plain

企業ブース

スポンサーがプラチナ35社、ゴールド21社、シルバー11社ということもあって、企業ブースも2F、4Fの2箇所にありました。

各ブースでは実際にAIを活用した事例など紹介されていました。
機械学習を行う環境面でいうと、NVIDIA では エッジコンピューティング用のJetsonやDGX の展示、 AWS のブースで SageMaker の紹介をされており、実際の使い方や説明をを聞けることができたのでよかったです。

またデータサイエンティストやエンジニアの方とお話ができる良い機会になりました。

あと、しろくまアイスが食べ放題でした! f:id:unifa_tech:20180621113031j:plain

セッション

主に 機械学習 - 深層学習のセッションを聴講していました。

比較的多いと感じたのは、ニューラルネットワークの中間層の振る舞いの可視化や構造理解といった手法がいくつかありました。
背景としては、ニューラルネットワークで学習されたモデルでさまざまな問題を解くことはできますが、学習モデル自体はブラックボックスなので、出力結果に対して一定の解釈や判断根拠が必要ということです。

[3A1-04] 活性固定化による深層学習モデルの視覚的説明の鮮明化 原 聡1 (1. 大阪大学)

f:id:unifa_tech:20180621121108j:plain

出典: https://confit.atlas.jp/guide/event/jsai2018/subject/3A1-04/tables?cryptoId=

こちらの発表では、Grad や LRP などの既存の深層学習モデルの可視化手法に対して、ある閾値で貢献度の低いネットワークを枝刈りすることでより鮮明に可視化しています。

最後に

AIの応用事例なども含めて、参考になりそうな論文や、新しい技術的な取っ掛かりを得られる良い機会でした。 あと、黒カツを食べてきました 🐷

f:id:unifa_tech:20180621120020j:plain