ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

経験者採用の裏側。

こんにちは。エンジニアの田渕です。

暑くなったり寒くなったりやけに台風が多かったり……。。。今年の夏は体調管理が難しいですね。 しかしながら、延々と続くかに思われた猛暑も最近は少しマシになり、夜には秋の虫が鳴くようになりました。 このまま涼しくなってくれるといいなあ。

最近、各種求人サイト等でユニファのエンジニアの採用情報を色々と掲載しております。 ご応募頂く前にこちらを見て頂いている方もいらっしゃるようですので、 今日は募集している私たちがどんなことを考えているか、その裏側を書いてみたいと思います。

※募集状況等は刻々と変化していきますので、ご興味をお持ち頂いた方は各種求人情報等で最新の情報をご確認ください。

ユニファ 株式会社の採用/求人 | 転職サイトGreen(グリーン)

募集要項の裏側

私は、ユニファに来るまでは比較的大きな会社のエンジニアでした。 稀に採用に携わることもあったのですが、私に決定権はなく、人事の方が中心で進められている採用活動でした。 その後、初めての転職活動を行いユニファに入社した訳ですが、転職活動自体が初めて、右も左も分からず。。。 応募用書類を用意するにもどんな情報が欲しいのか今ひとつ分からずあたふた……な感じでした。 そこからユニファに来て、エンジニア自身で採用活動を行う形になりました。 「採用される側」から「採用する側」になって、かなり転職活動や採用というものに対しての見方が変わったのを感じています。

新卒採用と違い、経験者採用では「これまでにやってきた仕事の実績、持っているスキル」をお伺いして検討していく形になります。 そのため、応募をして不採用になった場合は、あたかもこれまでのキャリアを否定されたかのように捉えがちですが、実は違います。 例えば、私はWebエンジニアですが、一口にWebエンジニアと言ってもその働き方は業界や会社の規模などによってまちまち。 きっちり設計が完了したものを形にするエンジニアもいれば、思い描く絵すら無いところから作り始めるエンジニアも居ます。 10の会社があれば、10通りのエンジニアの働き方があると考えて良いと思います。 それに加え、ベンチャーのような状況変化の早い会社では(まさに現在のユニファの様な感じですが)「今のタイミングではこういう人が欲しい」という求人が殆どです。

ここでポイントなのは、「今のタイミングでは」というところ。 もともと働き方に幅のあるエンジニアという仕事に対し、更に時限制の条件がついているのです。 ここまで来ればなんとなくお分りかと思いますが、つまり「来て欲しい」と思っている人物像が、結構ピンポイントだということになります。

そんなに条件がはっきりしてるなら応募条件とかに書けばいいじゃないか?とお思いかもしれません。 が、あまりに細かすぎる応募条件は、そもそも読んで貰えなかったり(苦笑)応募の意欲を削いでしまうことにも繋がります。 書いたことによって誤解を与え、応募の機会さえ奪ってしまうこともあるでしょう。 また、文字で表現することが難しい部分(例えば現在のメンバーとの相性や、人柄の部分だったり)もあるため、どうしても募集要項等に完璧に反映することが出来ません。

これは恐らく弊社に限ったことではなく、「募集要項の内容満たしてると思って応募したのに断られたよ!」ということが起こるのはそういうことです。

ご縁がなかった!?事情は色々。

せっかくご応募頂いたのにお見送りにさせて頂く、あるいは逆にお断り頂くこともありますが、その理由をいくつか書いてみたいと思います。

今のユニファにはマッチしない

私もこれまでにお会いした方の中で「ああ、来年だったら一緒に働きたかった。」とか「三年後だったら……」などと感じたことは多々ありました。 現時点では必要とされているスキルや経験が不足していても、「あと一年後だったらきっと条件を満たしていただろうな」と言ったパターンです。 弊社にそういった経験をゆっくりと積ませてあげられる土壌があれば良いのですが、残念ながらまだまだ発展途上の弊社では、ゆっくりとは時間が作れないのが現実です。 ご入社頂いて、弊社の事業スピードの中で無理なくその方の良い部分を伸ばしていけるかどうかを確認させて頂いております。

その方の描いているキャリアプランがユニファの今後とマッチしない

面接においては、応募頂いた方のこれからのキャリアプランや、実現したいこともお伺いしています。 仮に現時点のその方が現在のユニファで求めているスキルをお持ちだったとしても、お話を伺った結果、今後のユニファでそのキャリアを実現することが難しいと判断した場合には、面接の結果としてご本人にその旨をお伝えした上で次に進むかどうかを検討頂いています。 その結果、「それも込みでぜひユニファに」、と言ってくださる方もいらっしゃいますし、残念ながら応募者の方からのお断りとなることもあります。

「採用されなかった=
これまでのキャリアの否定/今後の可能性の否定」ではない。

ユニファにおけるエンジニアの経験者採用は、ご応募頂いた方が現在の弊社の「今のタイミングではこういう人が欲しい」という人物像にマッチしているか、ということを見ているものです。 したがって、お見送りは「これまでのキャリアの否定」でも、「今後の可能性の否定」でもありません。 単に「現在のユニファの状況と応募者の方の状況がマッチしていなかった」それだけのことです。

ですから仮にご縁がなかった場合でも、必要以上に落胆して頂く必要はありません。 単にちょっとタイミングが合わなかった、ただそれだけのことです。

さいごに

転職というのは応募頂く方の人生の中でそれなりに大きな決断だと思っているので、妥協や迷いのある中で採用の通知をお出しすることはお互いにとって良くないことだと考えています。 採用活動を通し、自分自身が転職活動をしていた頃に不採用の通知を頂いた会社さんに対しても、ちゃんと向き不向きを見てくれたんだなという感謝の気持ちが強くなりました。

面接では弊社のことも色々とお話させて頂いております。 また、これだけ色々堅苦しく書いておりますが、おそらく面接自体はかなり緩い雰囲気で実施しています。

もしも今、応募しようかどうしようか迷っている方がいらっしゃったら、「ちょっとユニファのエンジニアの顔見に行ってやる!」くらいの気持ちでお話だけでも聞きに来て頂けると嬉しいです。

ではでは!