ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

今更聞けない!?加速度ってなに??( ? _ ? )

みなさま、あけましておめでとうございます。 エンジニアの田渕です。

旧年中は大変お世話になりました。 本年も、よろしくお願いいたします。

昨年の最後のブログ更新となった赤沼の記事にも記載あります通り、ユニファ開発者ブログも開始から二年を超えまして、、、 これもひとえに、読んでくださる方がいらっしゃるおかげです。 ありがとうございます。

さて、そんな開発者ブログですが、2019年最初のブログは全然新年に関係のないネタです。

昨年はルクミー 午睡チェックの正式リリースとともに、いろんな場でサービス説明をさせて頂きました。 その中で、質問されるたびにその場ではうまいこと説明が出来なくてモヤモヤしていたネタをお届けしたいと思います。

「加速度センサー」が使われてるのはわかったけど。

"ルクミー 午睡チェックで利用しているのは、「加速度センサー」です。" という説明は、様々な媒体等で記載されているかと思います。 近年では、昔に比べセンサー自身がとても小さくなったこともあり、身の回りの大小様々な電子機器に搭載されています。 身近なところではスマートフォン、ゲーム機のリモコンなどでしょうか。

しかしながら、そう説明されると次に出てくるのは 「よく使われてるのはわかった。で、加速度センサーってなんなの?そもそも加速度ってなに?」 という話です。

わからないことはググってみよう!

昨今ではほとんどの社会人が持っているスマートフォン、わからないことはググってみよう!と、早速「加速度センサー」と入力してみる。 ……が、出てくるのは、「加速度センサー」の内部の細かな仕組みや、センサー部品を販売している会社さんの情報などなど。 気を取り直して今度は「加速度」とか「加速度とは」で検索してみると、今度は高校物理の話が出て来ちゃったり、なんだか難しい数式が出て来ちゃったり。。。 一例として、Wikipediaでの加速度の説明を見て見ましょう

加速度 - Wikipedia

ページを開いた方はお分かりの通り、冒頭数行でさっそく数式が出て来ます。 しかも一行目から「ベクトル」とか出て来て「ベクトルってなんだよ!?」みたいな。。。

難しい話はおいといて

もうちょっと、イメージしやすいところから話して行きたいと思います。 みなさん、「速度」は、日常生活の中で普通に使っていることと思います。 「秒速1mの自転車」と言われたら、つまりその自転車は「1秒間に1mの距離を進む速さの自転車」ということになります。 「じゃあ2秒だったらどれくらい進むの?」と聞かれたら、みなさん迷わず「秒速1m × 2秒=2m」と言うのではないでしょうか。 これが速度です。

じゃあ加速度って??

加速度は、 「決まった時間内にどれくらい速くなったのか」 を表します。 この「決まった時間」とは、一般的には「1秒」になります。 つまり、「1秒の間にどれくらい速くなるのか」です。

例えば、「1m/sの自転車」が1秒後に「3m/sの自転車」になっていた場合、1秒で2m/s速くなっているので、その加速度は2。 「1m/sの自転車」が3秒後に「10m/sの自転車」になっていた場合、 速度の変化は10m/s-1m/s=9m/sで、その間の時間が3秒なので9m/s ÷ 3秒=3 と言った形です。 *1

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自転車の例

ちなみに、加速度の単位は、先ほどの計算式そのままの単位が広く使われています。 m/s ÷ 秒(s) = m/s × 1/s = m/s 2 日本語で表記すると「メートル毎秒毎秒」なんて言い方をするので「なんだそれ」と思われがちですが、こんな意味でした。 加速度の単位は他にもいくつかありますが、それらの説明はまたいつか。。。*2

まとめ

さて、本日は、今までなんとな〜くちゃんと説明せずに来た「加速度」のお話をふわっと書きました。 厳密に細かい話を書くともっと色々あったりするのですが、なんとなく、今まで何者だかよくわからなかった「加速度」くんが身近に感じられるようになったでしょうか。。。 加速度がどうして午睡チェックにつながるのか……と言ったあたりは、まだまだ話が長くなってしまうのでまたの機会に。

それでは。

【関連ブログ】

tech.unifa-e.com

*1:本事例では、同じ割合で加速をしていることを前提としています。

*2:ちなみに、ルクミー 午睡チェックで利用している加速度センサーで取得できる数値は別の単位です。