ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

Adobe MAX Japan 2019

デザイナーの三好です。

先日パシフィコ横浜で行われたハイパーテンションウルトラクリエイティブイベント「Adobe MAX Japan 2019」に参加してきましたのでレポートを書きたいと思います。

Adobe MAX Japanについて

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https://maxjapan.adobe.com/

Adobe社主催で年に一度アメリカ、ヨーロッパ、日本で行われる世界最大級のクリエイティブイベントです。 Adobeソフト最新機能の発表や活用方法の解説、というのが名目となっているようですが、トップクリエイター達のセッションの他にもワークショップが行われていたり、グッズ販売、クレープやケバブの出店、Beer Bash、風船を片手に彷徨うおじさん達(スタッフ)、Adobeロゴがくまなく印刷された全身タイツの男がうろついていたりする狂乱のお祭りでした。

デザイナー経験の日が浅い私でさえ高鳴りましたので、Adobe信者と呼ばれるクリエイターの方々のその心中たるや、さぞクリスマスの朝を迎える寝不足の子どものような気持ちだったことでしょう。今年は過去最高の5000人以上が動員したようです。

クリエイティブの未来像

まず驚いたのがAdobe製品の膨大な数と進化のスピードです。特に私はまだひよっこで日常的に使えるソフトが限られているので、恥ずかしながら会場で初めて触れる製品がたくさんありました。

デジタルで完ぺきな水彩画表現を可能とするAdobe Fresco、直感的に扱える3DグラフィックデザインソフトAdobe Dimension、フォトグラファーとして活動する私としては強い関心のある最新アプリPhotoshop Camera。これらの超未来的ソフトウェア群がアドビAI(人工知能)Adobe Senseiの大活躍により、従来のPhotoshopのような専門的な知識と経験を必要としなくてもわりと気軽に扱えることができるというのが凄い。

2020年にリリースされるPhotoshop Cameraに関しては、スマートフォンアプリとしての提供ということから、プロ向きではなく一般的なSNSユーザーをターゲットにしてることがわかります。当然他のカメラアプリとは一線を画す超高度なアーティスティックな写真が誰でも撮れるようになるでしょう。

自身の立場で考えると「このままではいつかAdobe Senseiに仕事奪われちゃうのでは…」と不安がよぎりそうですがそこはクリエイターの味方Adobe。「Adobe Senseiは人間の仕事を奪うものではない。助けるものだ」と偉い人がおっしゃっているように、あくまでユーザーがこれまで以上にクリエイティブに専念できる環境を作る為の超優秀なアシスタントという役割だそうです。

アシスタントに負けないよう吐血しながら日々勉強あるのみですね。

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まとめ

まるで大きなクラブのような(会場内の暗さとライティングの派手さ然り)雰囲気で本家がロサンゼルスであることも納得のバブリーなイベントで、Adobeのスローガンである ”Creativity for all” の精神を至るところで触れることができとても良い刺激になりました。

そしてこれは技術職と呼ばれるもの人全てに共通することかもしれませんが、この仕事を続けていくには瞬きをする間に進化していく業界に常に笑って食い下がっていかなければならないということを再認識しました。

笑えるくらい愛せること、永遠に学ぶことを恐れないというのがクリエイティブに携わる絶対条件で、その覚悟を改めて感じることができたのが1番の収穫です。

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