こんにちは!サーバーサイドエンジニアの柿本です。
ユニファは5月の末に本社を飯田橋へ移転しました!
開発本部はコロナの影響もあって原則リモートとなり出社をする人数が激減していたため、移転を機にフリーアドレス化されました。
そして全員が出社することは当面なさそうなので、座席数も全員分は確保されていません!開発本部は50名近くいますが、座席数は28席です。
そこで、1つの不安の声が出ました。
仮に全員が出社しちゃったらどうなるんですか?
ですよね。わかります。不安な気持ち。
ですが、普段オフィスに出社しているのはせいぜい3名程度です!なので杞憂です!心配無用です!!
しかし、不安な声がある限り、開発者たるもの無視するわけにはいきません。
座席の予約システムを作ったらいいのでは?
それだっ!!
ということで Hackathon を開催しました。
Hackathon 概要
いわゆる Hackathon は、チームビルドから始まり、半日〜数日かけて行われることが多いですが、今回は、テーマを決めておよそ4週間後にデモ発表をする、というシンプルなものです。
参加者は1人でもチームを組んでも OK という自由な形式にしました。
テーマ
明日、何人が飯田橋のオフィスに出社するのだろう?席が空いてるかしら・・・?
の不安を解決するプロダクトを作る。
スケジュール
【開発期間】 6/8 ~ 6/25
【デモ発表】 6/25 19:00
ユニファの開発本部では、月に一度、自分が最近挑戦したことや知り得た情報を共有する Tech Night を開催しています。
6/8の開発本部定例で Hackathon の参加者募集を開始し、もともと予定されていた6/25の Tech Night 内でデモ発表する、というスケジュールにしました。
優勝賞品
審査員は CTO の赤沼さんです!
優勝したチームは赤沼さんのポケットマネーでスターバックスカード 1,500 円分がもらえます!!
開催レポート
エントリー No. 1 - 『/iidabashi』 by 柿本
はい、私です!
前回のエントリーで Slack じゃんけんを羽ばたかせた私は、日々ボット職人を目指して精進しております。なので、今回も Slack ボットを作りました。
使い方
毎日15時にこんな投稿をしてくれます。
の絵文字でリアクションをすると、翌営業日の出社予定を登録できます。
そして、 /iidabashi list tomorrow
で翌日に出社する人の一覧を見れます。
他にも、
/iidabashi go 7/14
で7/14の出社予定を登録/iidabashi cancel today
で今日の出社予定を取り消し
といったコマンドを準備しました。
ボットの本体は Google スプレッドシートと GAS で作りました!
無料でちょっとしたサーバーアプリを作れるのは感動しますね!!
エントリー No. 2 - 『出社カレンダー on Rails』 by Patrykさん
プロダクトエンジニアリング部所属の Patryk さんはポーランド出身の、日本語ペラペラなサーバーサイドエンジニアです!
使い方
Patryk さんの出社カレンダーは Rails で実装した WEB ツールです。
社員が自分のメールアドレスでログインし、自分が出社する日を登録します。
すると、日付指定で出社する人を見たり、人を指定して出社する予定を見たり、出社する人数をカレンダー上で見れます。
総席数は管理者が設定でき、総席数に占める出席人数の割合を色(緑/黄/赤)で見分けることができます。わかりやすい!!
さすが細部にこだわる Patryk さんでした!
エントリー No. 3 - 『ゆく人くる人』 by 木曽さん
プロダクトマネージメント部の PdM である木曽さんは、普段は業務でコーディングをしませんが、エンジニア経験もあるので、多才です!!
使い方
社員は自分の Google カレンダーに「出社」というタイトルで予定を入れます。
そして、GAS で実装したバッチ処理をキックすると、社員の Google カレンダーから翌営業日と翌々営業日に「出社」する人の一覧を Google スプレッドシートに書き出します。
それと同時に出社する人数と Google スプレッドシートへのリンクを Slack にポストします。
ユニファでは業務で Google カレンダーを使っており、「リモート」や「出社」といった終日の予定を登録している人が多いので、導入の障壁が低いです。
さすがプロダクトマネージャー、木曽さんです!!
エントリー No. 4 - 『スラッシュコマンドからのデータ分析』 by 浅野さん
浅野さんのいるデータ&インフラエンジニアリング部はインフラ管理とデータ分析などの R&D を行う部署です。
部長の浅野さんは、そこにデータがあるなら分析せずにはいられません!
使い方
ユーザーは Slack からスラッシュコマンドで席予約やキャンセルができ、空席状況も見れます。
インフラは GCP に構築し、Cloud Functions でコマンドを受け取り、データは Cloud SQL に投入します。
サーバーレス大好きな審査員(赤沼さん)の嗜好を汲んでの構成とのことです。計算高さが桁違いです!!
Google データポータルで作成したダッシュボードで、アクティブユーザー数や予約数、スラッシュコマンドの分析までできます。
さすがデータ分析の鬼、浅野さんです。
結果発表
優勝作品は・・・・
エントリー No. 2、Patryk さん!!
評価ポイントは機能面の優位性でした。
- 誰がいつ来るかわかる
- 将来にわたって出社状況がわかる
- 開発者以外の人も使いやすい UI
- 出社人数を確認しながら自分の出社予定を登録できる
Patryk さん、おめでとうございます!!
美味しいスタバコーヒーをたくさん飲んでください!!
感想
今回、思いつきと面白半分で Hackathon を開催しましたが、みなさん真剣に取り組んでくれたので嬉しかったです!
そして、構想から実装までみなさん一人で行っていたので、個性の出る作品ばかりで面白かったです!
また何かネタがあったらぜひ Hackathon を開催しようと思います。
ユニファでは、我こそはと Hackathon に参戦したい人と保育をハックするエンジニアを募集中しています。
興味のある方はぜひご応募ください。