ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

入社半年でのQA経験談

こんにちは。QA推進課のとりごえです。 今日はとっても清々しい気持ちでいっぱいなんです! 何故なら、2か月ほど張り付いてQAをしていたプロジェクトが昨日無事にリリースされたからです。
昨年の9月にユニファにジョインし、半年後に大きい改修のQAに携わらせていただいた経験を書いていこうと思います。 QAはこんなことをしているんだと思っていただけると幸いです。

プロダクトにQA参画

今回携わらせていただいたプロダクトは、今までQAチームが携わっていませんでした。 大規模な改修が入るということで、その前から少しづつQAチームとして参画し、 プロダクトに慣れるという意味で年明けから小さな案件の確認を実施していました。

また、今回の改修に対しては実情を知るところから始めました。 園や保護者の実情をWeb上で調査して、改修後にどのような使われ方をするのかを想定し、シナリオテストケースに反映させられるように準備をしました。

プロジェクト開始

改修がひと段落した段階で、まずは実際に動かして探索的テストを実施しました。今回の改修は広範囲に渡っていたため、既存機能にも影響していないかなど、全体を通して確認するためです。

それと並行して、大きな確認観点をPdMの方に作っていただいていたので、それを元に確認観点を細分化していきました。 詳細設計書がないのと、プロダクト理解も浅い状況でしたので、とりあえず沢山動かして理解を進め、確認観点を更に詳細な確認項目に落とし込んでいきました。

その後、膨大な確認項目を消化しリリースまでこぎつけたのですが、QAとして工夫した点を下記にまとめました。

1.PdMとのMTGを密に実施

詳細な設計書がない状態だったので仕様確認のために、毎日PdMとMTGを実施していました。 不明点が気軽に聞ける状況でしたので、安心してQAをすることができました。

また、開発は社外にお願いしていたので、開発の進捗報告をPdMから共有いただいていました。 それを受けて、遅延している箇所の確認は後回しにするなど、テストの方向性も一緒に確認していました。

2.課題管理表で課題を管理

課題の管理は通常はチケットに起票するのが基本なのですが、大きな改修のため見つかる不具合の数も多く、都度チケットを作成するのはそれだけで時間が取られてしまいます。 スプレッドシートでの課題管理表のやり取りは、スムーズでやりやすかったです。

また、ちょっと気になるレベルのもの(起票時点で不具合か悩むもの)でも記載してOKとPdMと認識を合わせていたため、起票しやすいのもありました。

3.開発者の方との連携

実際に社外の開発者の方と連絡を取るのはPdMですが、QAは課題管理表を通して開発者の方と連携していました。 開発の方も改修に追われていて大変な中、課題管理表に沢山の課題が書かれると気が滅入ると思い、課題管理表の記載した内容がなるべく一目で分かるように気を付けました。 特に気を付けたのは2点です。

  •  課題管理番号のシートを作成し、キャプチャを添付

  •  再現方法をなるべく詳細に記載

そうすることで、修正していただいたものの手戻りが少なくなるのと、再度QAで確認する際にも確認工数を減らすことができました。

4.確認観点の優先順位を決めた

確認観点が膨大にあったため、優先順位を決める必要がありました。 当初は、大きなくくりの優先順位を決めていました。 最重要確認事項は早めに確認を実施し、修正の対応があっても早めにつぶせるようにしました。

5.困ったときは上長に相談

今回のプロジェクトはQAは1人で進めていましたが、リリースまでにQA終わらないかも!となった時に早目に上長に相談させていただきました。 上長に入っていただき一緒に実施したことは下記です。

  • 確認未実施のテスト項目の整理

  • 確認未実施の優先順位を細かく付ける

  • 付けた優先順位をPdMと連携

上長と相談させていただいたことで、1人でリリースまでにどうにかしなくちゃという焦りがなくなりました。 そしてチームでQAをする有難さを感じました。

最後に

今回は、リリース日も決まっている状況でしたので、スケジュールの管理は厳しかったです。 しかし、QAを通してプロダクトの理解が深まり、手塩にかけて確認したプロダクトが園様に使っていただけると思うと嬉しいです。 今後はタイトスケジュールなQAの場合でも、スケジュール管理をもう少し円滑に出来たらと思っています。


最後までお読みいただきありがとうございました! ユニファでは私たちと一緒に働く仲間を大募集しています! 気になる方はご検討いただけると嬉しいです。

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