こんにちは。ユニファAI開発推進部の田渕です。
周囲で花粉の被害が聞かれるようになった昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。幸い、私は花粉症ではないのですが、いつか来るかもしれないとビクビクしながら生活しています。 そんなタイミングで素敵なニュースが飛び込んできました。
1. はじめに
ご存知の通り、弊社は、保育者の業務負担を軽減し子どもと向き合う時間を増やすことを目的に、保育総合ICTサービス「ルクミー」を提供しています。この度、Google Cloud Japan主催の「第3回 生成 AI Innovation Awards」において、ルクミーの保育AIサービスがファイナリストに選出されました。本記事では、ユニファの保育AIの概要や技術的な取り組みについてご紹介します。
2. ユニファの「保育AI」とは?
「保育AI」は、保育現場の業務負荷を軽減し、保育の質を向上させるために開発されたAI技術を活用した機能群です。具体的には、以下のような機能を提供しています。
- たよれるくん:連絡帳やおたより作成をAIが支援し、文章作成の負担を軽減
- ばらつきチェック:写真撮影時の子どもたちの写り込みの偏りを自動チェック
- 午睡チェック:カメラを活用して午睡時の子どもの状態を記録・管理
- 顔認識技術:登降園管理や写真販売サービスにおける子どもの識別を支援
これらの機能により、保育者は事務作業の負担を減らし、子どもたちと向き合う時間をより多く確保することができます。 詳しくは、以下のページをご覧ください。
3. ユニファの保育AIの特徴
ユニファの保育AIのポイントは以下になります。
- 業界特化型のAI活用:保育現場という特定の領域に特化し、現場の課題解決に寄与
- 業務効率化と保育の質向上の両立:AIによる自動化と保育者の創造的な時間確保を実現
- Google Cloud技術の活用:最新のAI技術をGoogle Cloud上で活用し、高い精度と運用性を実現
「AIを導入することで保育が無機的になってしまうのでは、という懸念を持たれる方もいるかもしれません。しかし、ユニファの『保育AI』は、あくまで保育者の負担を軽減し、子どもたちと向き合う時間を増やすことを目的としています。例えば、連絡帳の作成を支援する『たよれるくん』は、保育者が本来伝えたい想いをよりスムーズに表現できるようサポートします。
当社のAI技術が保育業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する一つのモデルケースになれば、と考えています。
4. AI開発推進部の新設
ユニファでは、2025年1月から新体制を導入し、保育AIの開発をさらに加速させています。技術開発を担うプロダクトデベロップメント本部では、AI開発推進部を新設し、最新のAI技術を活用したプロダクトの進化に取り組んでいます。
5. まとめ
Googleの「生成 AI Innovation Awards」ファイナリスト選出は、ユニファの技術力と革新性が高く評価された結果です。これからも保育現場の課題解決と、子どもたちの成長を支えるために、AI技術を活用した新たな価値を創出していきます。
引き続き、ユニファの取り組みにご注目ください!
ユニファでは一緒に新しい保育を模索してくれるエンジニアを募集中です!