ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

JIRAで、自分宛てメンションのみをSlackに通知する方法

時が経つのは早いもので、本年も残すところあと1ヶ月を切りましたね。

なんと今年は弊社でも有志を募り、アドベントカレンダーを実施することになりました!

改めまして、UniFa Advent Calendar 2019の1日目を担当します、スクラムマスターの渡部です。

今回の記事では、JIRAで自分宛てメンションがあった時のみSlackに通知する方法の1例を解説していきます。

背景

弊社では、開発のプロジェクト管理をJIRAで行っています。

JIRAで何か変更があったときはJira Server Alerts (Legacy)を使ってSlackに通知を飛ばしていましたが、(恐らく)個人宛のメンションのみを通知する設定にはできないので、Slackのチャンネルに大量の通知が溢れていました。 (大量に通知が来ると、集中が途切れたり、見たいものが見つからなかったりと困りますよね…)

メールアドレスにも通知を飛ばすことができるのですが、他の雑多なメールと混ざって重要性が分からなくなりがちなのと、基本的にはSlackベースで仕事をしているので気付くのが遅れたり、確認する場所が2個所になるためすっかり抜け落ちてしまったり…と問題がありましたので、対策を考えてみました。

要は、Slack見てるだけで必要な通知だけに適切に気付けるようにしたかったのです。

設定方法

概要としては、JIRAのメール通知を「自分宛てのメンションのみ」に限定し、Gmailに届いたメールをSlackに飛ばす方法になります。

以下、詳細な設定方法を記載します。

① JIRAの通知設定の変更
  1. JIRA > 左下のユーザアイコン > 設定 をクリックして「個人設定」へアクセス f:id:unifa_tech:20191125141625p:plain

  2. 「メール通知設定」を「自分がメンションされている」のみにチェックを入れて保存 f:id:unifa_tech:20191125124320p:plain

※他のケースもSlackに通知を飛ばしたい場合は、チェックを入れていただいてOKです。

② Slackに「Email」アプリを追加
  1. Email | Slack App Directory へアクセスしてインストール後、「Slackに追加」クリック f:id:unifa_tech:20191125134555p:plain

  2. 通知したいチャンネルを選択 or 新しくチャンネルを作成し、「メールアドレスインテグレーションの追加」クリック f:id:unifa_tech:20191125141753p:plain

  3. Slack通知用のメールアドレスをコピーし、「インテグレーションの保存」クリック f:id:unifa_tech:20191125134839p:plain

③ Gmailに転送設定・フィルター作成
  1. Gmailの転送先アドレスに、先ほどコピーしたSlack通知用メールアドレスを追加 Gmail のメールを他のアカウントに自動転送する - Gmail ヘルプ

  2. 歯車アイコン > 設定 > フィルタとブロック中のアドレス > 新しいフィルタを作成 クリック

  3. from欄に jira@XXX.atlassian.net(JIRAから通知が届くアドレス)を入力し「フィルタを作成」or「続行」クリック f:id:unifa_tech:20191125135517p:plain

  4. 「次のアドレスに転送する」にチェックを入れてSlack通知用のアドレスを選択し、「フィルタを作成」or「フィルタを更新」クリック f:id:unifa_tech:20191125135618p:plain

※受信BOXをクリーンに保ちたい方は、「受信トレイをスキップ」にチェックを入れていただくのがおすすめです。

④ 確認

以上で設定は完了です。

念の為、JIRAの適当なチケットで自分宛てにメンションして、正常に動作するかを確認しておきましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

確認する必要の無い通知をOffにして、見るべきものだけに集中できる状態にすることで、皆さまのJIRAライフが少しでも快適になれば幸いです。

…余談ですが、上記を社内で共有したところ、「それぞれのJIRAプロジェクトから Slack Integration でSlackに通知飛ばすことも出来た気がする!この辺は好みで良いかも。」との情報もありましたので、よければ試してみて自分にあったスタイルを見つけていただければと思います。

それでは引き続き、UniFa Advent Calendar 2019をお楽しみください!