ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

エンジニアチームで内製!30秒CM制作の舞台裏

こんにちは。エンジニアマネージャーの田渕です。

この記事はユニファアドベントカレンダー

Unifa Advent Calendar 2024 - Adventar

の三日目の記事です!

さて、今年も残り一ヶ月ですね。毎年早くなる時の流れに驚きつつも、悪いことばかりではありません。 時間が流れることで、今までできなかったことが出来るようになったりもします。 今日はその中の一つ、「エンジニアチームで30秒CMを内製した話」を書いていきます。

はじめに

ユニファでは今年、いくつかのイベントのスポンサーをさせていただきました。そのうちの一つに「Product Leaders Week」があったのですが、そのスポンサー特典として、幕間にスポンサーCMを流すことができました。 通常なら「外注してCM作ってもらうか」となりますが、「いや、自分たちで作れるかも?」という話になったのがきっかけです。

何気なくSlackに投下された動画制作者募集のお話

私はプライベートの趣味(というかきっかけはAI系の最新技術動向を探ることだったので邪道ですが。。。)で動画の編集をしていたので「編集くらいならしますよ」とうっかり引き受けました。 しかし!動画制作にはたくさんの工程があります。

企画

  • どんな動画にする?

  • ターゲットは??

  • 絵コンテも必要だよね。

  • どこで撮影する??

  • 撮影機材どうする??

制作

  • 素材となる映像の撮影

  • 音声の用意

編集

のうち、私が出来るのは最後の編集だけです!そしてエンジニアらしく(?)デザインセンスもありません!編集の前をやってくれる人が必要です。

いざ、作り出し!

ということで、Slackのエンジニアチャンネルで協力者を募集することに。 「何をメッセージにする?」「どんな雰囲気の動画がいいかな。」「イメージに近い動画あるかな?」など、興味を持ってくれたみなさんで活発に議論していきます。。 みなさん、あくまでも本業がある身なので、空いた時間にSlackで打ち合わせるのが精一杯だったのですが、色々とアイデアが出てきました。

絵コンテ作れる人がいる!?

「どんな構成にしようかねー」とみんなで話している中で、なんとなく大枠の構成が決まってきます。 元々、ユニファで出しているルクミーの利用イメージ動画を再構成した映像に加え、開発メンバーが話している映像などを交えての構成となりました。

  1. 「ルクミー」で声キャッチ

  2. 先生の感想15sec

  3. BGMを継続してPdM数名で「ルクミーはこういう体制で作っていて、こういう所が面白いですetc」の掛け合いが10sec

  4. 写真数枚ぱっぱと切り変え

  5. 採用情報:2sec静止画

これを元に、デザイナーの砂田さんがいつの間にかイメージコンテを作ってくれました! これには一同、大盛り上がり。

絵コンテの一部

こうなってくると残りは、動画の後半で使う社員が話す場面、オフィス写真などの調達が焦点になってきます。

素材を集めよう!

映像撮影

最近の携帯電話はとてもカメラが高性能なので、「オフィス内の撮影はiPhoneでいいだろう」ということになりました。 スマートフォンでの動画撮影にはあった方がいいジンバルを持っていたので、とりあえずそれを動員。 ちょうど弊社東京オフィスは移転のタイミングでして、計画を立てている段階では引越し前のオフィス、実際に撮影をする時には新オフィスになるということで事前のロケハンができない点が唯一の不安でした。 映ってくださる方々と予定を合わせ、撮影用に会議室等を予約し、いざ撮影! 数日に分けて、絵コンテであらかじめ決めていた場面、セリフ等を収録しました。

音声/BGM素材

比較的早期の段階で出ていたアイデアに、「冒頭のルクミーのロゴが出るところで、子供の声でルクミー!と読み上げる」というものがありました。 この演出案には一同賛成でしたので、協力してくれる方を募集。エンジニアの柿本さんのお宅で協力していただくことに! (柿本家の風景は先日のブログでも紹介されておりますので、よかったら見てください。) また、ナレーションはAIの合成音声、BGMもAIに作ってもらうことにしました。(この辺りは、エンジニアならではな感じがします。)

編集

今回の動画は、とりあえずは尺のバランスを見るために絵コンテで決めた秒数通りに文字で「ここに何が映るよ」という説明を書いた動画を一番初めに作り、そこに少しずつ集まった素材を荒く乗せて認識を合わせながらみんなの意見を聞いて微調整していくアジャイル方式に近いやり方で作っていきました。 なにぶん、動画制作に不慣れなメンバーだけでやっておりますので、一度に完成形を目指すのが不安だったからです。(全然イメージと違うじゃん!ということが起こりそうで。) 合間にデザイナーの方から「ここのテロップが目立たないので、間にこの色乗せるといい」など、プロならではのアドバイスをいただいて目から鱗が落ちるような経験をしました。 結果、メンバーの中でも納得の行く動画が完成しました。

どんなのが出来たの?

実際に出来上がった動画がこちらです。


www.youtube.com

振り返ると、自分たちが提供しているサービスのコンセプトや、アピールポイントを改めて整理する良い機会になったと思います。 特に開発エンジニアは中にいると客観的に自社サービスを見られなくなることが多いので、違う視点で見ることができました。 この動画は、ユニファが他のエンジニアイベントなどで出しているブースでも流されていますので、もしも見かけたらこんな裏話があったことを思い出してくれると嬉しいです。

おわりに

そんなわけで、今回は、『エンジニアがCM動画を内製した』話をお届けしました。 初めての経験でしたが、試行錯誤しながらあれやこれやとみんなと話すのはスタートアップっぽくて大変楽しかったです。 来年も、新しいことに色々チャレンジして行けたら楽しいですね。

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