こんにちは。ユニファで開発組織副本部長を務めているやまぐち(@hiro93n)です。主にプロダクトマネージャーとデザイナーの部門を管轄しています。
プロダクトマネジメントでは、やらないことを決めることがしばしば重要ですが、組織マネジメント面でも似たようなことがあると思っています。今回はその中の5件をご紹介します。
1.メンバーのSlack timesに入らない
必要以上に身内感が出てしまい、意思決定でも「まー距離近いからだよな」のような感覚で捉えられるなど良いことがないと感じるためです。
そこで具体的な相談が始まってしまうこともあまり良いことだとは思っておらず、あくまでpublicなchでのコミュニケーションを中心に振る舞っています(し、それでいいのよとしたい)。
2.他者に自分の意図を察してもらうことを前提としない
自分が察することはたまにやりますが、相手に察してもらう前提のコミュニケーションは避けます。
ユニファの開発チームがリモート中心であったり海外出身のエンジニアがいたりする状況で「察すべき」を始めてしまうと単に効率が悪いですし、3くらいの依頼なのに察されることで10くらいの依頼だと思われてしまうことは中長期的に見るとマイナスが大きいとも感じます。
相手の裏読みをしないとコミュニケーション合格ラインに達さないチームだとしたら、考えただけでも大変ですよね。
3.具体的な進め方や仕様へ口出しをしない
口出しをしないためには「目的は擦り合わせるが、具体的なやり方について必要以上に細かく見ない」ことが大事です。
プロダクトの仕様であれば「そのプロダクトのことを一番考えているプロダクトマネージャーが決めたのであれば良い判断であるはずだ」とまず考えます。
リリースした結果が思ったとおりではなかったとしても担当のプロダクトマネージャーがその経験を得ることは大事ですし、何でも口を出されていたら仮に結果が出ても「マネージャーの言うとおりにやったわけで」という着地にしかならず、自分の血肉にはならないはずです。
4.無理に共通認識を形成しようとしない
人の数だけやり方はあり、流派が異なることも良くあります。チームのコミュニケーションに支障が出るレベルのギャップは厳しいですが、ある程度の自由度は必要だと考えます。
このやり方、考え方は自分とは異なる=組織に合わない人だ、と言う決めつけは良くないですし、自分のやり方を100%理解してもらおうとするのもなかなかのハードルです。違いは認識するが自分は理解までは至らないと言うことがあっても全然良く、相互理解こだわらない方が考えの違う人、考えの違う部署とのやり方が円滑に進むことの方がむしろ多いように感じています。
自分の選ばないやり方、選択肢により成果が出ていると言う場面を見ると学びも多く、結果的に嬉しいことが多いです。
5.自分が驕り高ぶっていることを忘れない
「お前はいつからそんなに偉くなったのか」と言うフセンを見えるところに貼っています。意図せずよろしくないコミュニケーションになっていることはあると思っており、このことを意識するようにしています。
マネージャーだし、40も半ばだし、という人に対して20代や30代のメンバーが感じる壁はあるはずで、そこを意識したコミュニケーションでありたいな思います。
まとめ
今回ご紹介した5件ですが、もちろん他のマネージャーに強いたりはしていません。若手の頃はもうちょっと自分の正義を押しつけたりしていたかもなと感じますが、こだわるべき場所と譲る場所の使い分けが加齢によりできるようになってきた気がしています。
みなさんはどんな「やらないこと」がありますか?
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