この記事はユニファ開発者ブログ Advent Calendar 2021 の 9 日目の記事となります。
こんにちは、プロダクトマネジメント部のかじわらです。 少し前になりますがTech Nightで共有した内容をこちらのブログでもまとめることができればと思います。
そもそもTech Nightとは?
ユニファの開発本部では、月に一度Tech Nightを開催しています。 簡単に表現すると「任意参加のLT会」です。少しでも開発に関係してればテーマは自由という自由度の高い会ですね。 決まっているルールといえば「一人10分 - 15分 ほどで終わるようにしましょう」ということくらい。
過去に柿本さんの記事でもTech Nightについて少し触れています。 tech.unifa-e.com
なぜこのテーマ(プロダクトマネジメントが求められる背景とは)を選んだのか
私も随分と前から開発に携わってきたのですが、プロダクトマネージャーという言葉が以前にも増して(だいぶ前から)聞かれることが多くなっているような気がします。もちろん何年も前から存在した言葉であり役割だとは思いますが、その意味合い自体が変化していると感じていました。では、なぜプロダクトマネージャーという言葉を頻繁に聞くようになったのかを今一度整理しておきたいと思ったのが背景となります。
結論から言うと
こちらの5つのポイントにまとめました。
プロダクトのパラダイムが変化
Software is still eating the world
購入決定者がエンドユーザーに
Product-Led Growth
プロダクト志向組織
少し詳しく見ていきます。
プロダクトのパラダイムが変化
マーク・アンドリーセン (a16z)の有名なブログ「Software is eating the world」が書かれたのは2011年。ソフトウェアを制する者は世界を制する、現代のプロダクトにはパラダイムシフトが起きていると気づき始めたのがこの頃です。変化への対応力が企業の盛衰を決定づけると多くの経営者が気付き始めました。AdobeがCreative Cloudを発表したのもこの頃ですね。
Software is still eating the world
2016年のTech crunchでの記事ですが、2021年の現在でもまだまだ「Software is eating the world」だと感じています。身近な事だとユニファではクラウド人事労務ソフトであるSmartHRを利用しています。これまで一苦労であった年末調整などもクラウドから手続きを済ませることができるのでとても助かっています。
購入決定者がエンドユーザーに
かつて企業が新しいソフトウェアを導入するのは大変なことでした。長い販売プロセス、複雑な導入作業、正式なトレーニングや認証など、数え上げればきりがありません。しかし今日では、ソフトウェアは突然導入されることがあります。エンドユーザーは自分で製品を見つけ、上司にどの製品を買うべきかを伝えます。優れたソフトウェア企業は、この市場の変化を認識し、エンドユーザーをビジネスの中核に据えています。
Product-Led Growth
Product-Led Growth(製品主導型成長)とは、OpenView(米ベンチャーキャピタル)が提唱した考え方とされています。その考え方をまとめると
Product-Led Growthとは、プロダクトの機能とその利活用を主要な成長エンジンと位置づけて顧客を獲得、維持、拡大していく成長戦略のこと。
これまでプロダクトの外部で行っていたマーケティングやセールスの活動をプロダクトの内部で行うことで事業をグロースさせる戦略です。
プロダクト志向組織
シリコンバレーを中心として「プロダクト志向組織」がトレンドとなりプロダクトマネージャーを中心として、営業、マーケティングでチームを作り価値を作り出しています。全てはプロダクト体験と、その価値の磨き込みのために構成されています。
まとめ
なぜプロダクトマネージャーという言葉を頻繁に聞くようになったのかについて疑問をもち、その背景について5つのポイントにまとめてみました。 プロダクトマネージャーという役割は組織によっても違うことがありますが、こういった背景を踏まえた上で自分自身の役割について考え続けていくことが大切だと思っています。
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