ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

アーカイブ公開中!「社会課題解決 on Rails!」イベントを開催しました!

皆様こんにちは、ユニファCTOの赤沼です。

もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、先日「社会課題解決 on Rails!イノベーションを起こすスタートアップと繋がろう」というイベントを開催しました! X Mile 開発責任者 の蝦名さん、iCARE CTO の工藤さんと共に、Ruby on Rails を活用したプロダクトによって社会課題の解決に取り組んでいるスタートアップとして、技術面での取り組みや、解決しようとしている課題などについてパネルディスカッションを行いました。モデレータはホライズンテクノロジー CTO の大谷さんにご協力いただきました!

アーカイブは下記に公開しておりますので、ぜひご覧ください。

youtube.com

Connpass のイベント情報はこちら。

icare.connpass.com

どんな事を話したのか

詳細はぜひアーカイブをご覧いただければと思いますが、パネルディスカッションでお話したテーマを下記にご紹介しておきます。

なぜ Rails を選んだのか?Rails のメリットは?

サービスの立ち上げスピードの速さや立ち上げたあとの運用のしやすさ、日本人ユーザが多くCommunity内での知見共有が活発な点、採用のしやすさなどがあがっていました。 X Mile さんでは立ち上げ当時の状況としてシステムを作れば売れることがわかっていた状況だったということで、「スタートアップとしてはなんて理想な状況なんだ」と話題になりました。

全体のアーキテクチャ

マイクロサービス的な構成やモノレポなど、各社のプロダクト数の状況やフェーズによって様々でしたが、いずれも事業を止めることなくスケールできているという状況でした。 コード量が少ないので 0 → 1 の立ち上げが早かったり、フェーズや関わる人数に応じて柔軟に変えやすいという話しだったり、行けるところまではモノレポで行くのが良いよねという話などが出ました。 Ruby や Rails は毎年「終わった」と言われつつも求人数は年々増えているから全然終わってないよねというのも話題に出ました。

技術負債や課題

各社が実際に直面した課題として、密結合になってしまったことでマルチプロダクト化した時に基盤部分を切り分けられなかったり、認証周りでGemを活用したがカバーしきれない部分が出てきたときが辛いという話しや、データの区切りをどう考えて保守しやすい状態を維持していくかという事がありました。 Rails では Rails を外れようとすると一気に難しくなるというのは各社共通の感触でした。 一方でリポジトリ内にフロントエンドとバックエンドの両方のコードが載っているような構成では、 GitHub Copilot による補完がしやすくなり、技術によって解決されてきている課題もあるということでした。

業界特有の課題と、課題解決の方向性

各業界で固有の課題はありつつも、主にシステムを利用するユーザと導入意思決定者が違うためどちらにとってもメリットが感じられる作りにする必要があるという点や、ハイテク過ぎてよくわからないから使わないと言われてしまうというような点はどの業界でも共通する課題だという話がありました。 対象のユーザにもいくつか立場の違いがある場合に、ある強い立場のユーザの声を聞かざるを得ないというのもある程度共通している点かと思います。

求めるエンジニア像

スタートアップとしては技術だけではなくビジネスの視点を持っていることや、不確実なことが多い中でも主体的に動けること、ユーザにどのような価値を提供できたかという目線で考えてくれる方というのは共通している点でした。 また、様々に状況が変化していく中で役割の変化を楽しめる方や、Purpose に強く共感してくれる方という点も求めたいこととしてあがっていました。 そしてこのイベントをやっているからには言っておかないといけないこととしては Ruby/Rails で開発したい人ということもありました。

まとめ

今回はパネルディスカッション形式だったことで、自社の話しだけでなく、他社の話も聞きながら膨らませていくこともでき、私自身も楽しく話させてもらうことができました。 技術面も深堀りしつつも社会貢献性の高い事業に関わっていきたいという方はぜひ各社のカジュアル面談などの機会を作っていただければと思います!

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