ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

ワクワク感Drivenで行こう

皆さまメリークリスマス。ユニファ CTO の赤沼です。

この記事は Unifa Advent Calendar 2023 の25日目の記事です。

adventar.org

25日目ということは Advent Calendar 最終日ということで、今年もメンバーの協力もあり無事完走できました。読んでいただいている皆様にも感謝です。

さて、今回は今年の総括というわけではないですが、一つの節目ということで最近考えていることというか、考え方に変化のあったことを書きたいと思います。

「マネジメント」に対する課題感

自分が現在の役割に就いてからもうそれなりの年数経ちますが、「経営」という意味でも「組織マネジメント」という意味でも、自分の中での「マネジメント」に対する課題感は大きくなっていました。

前職以前ではマネジメントの役割を担ったことはなく、エンジニアとしてプロダクトを開発していく範囲を出て事業の数字を見て戦略を検討することや組織をリードしていくということは自分の中では圧倒的に足りていない部分でもあり、プロダクト開発の技術的な面は基本的にチームメンバーに任せ、私自身としては経営や組織マネジメントのキャッチアップの方に意識を寄せていました。

なので何かを考える際にも「経営陣としてはどうあるべきか?」「チームのメンバーにとってCTOとはどうあって欲しいのか?」という考え方が強くなっていました。

どうしたいのか?どうなりたいのか?

そんな中で社内でのとあるコミュニケーションの場でチーム内のマネージャーから、「そういうの(どうあって欲しいのか)は気にしなくても良いのでやりたい方針を言ってもらえればそれをベースに検討しますよ」「どんなタイプのCTOになりたいのかが定まると良いですよね」というコメントをもらいました。これが私の中ではとてもスッキリした感覚がありました。

今までは「何が正解か?」を考えていた

冒頭に上げた課題感の強さから、これまでは「自分がどうしたいか?」よりも「どの選択が正解か?」と考えていたので、どこにもない絶対的な正解を求めてしまい悩んでいたところがありました。「今はこういうことが求められている」「受け入れてもらえる選択肢はどれか?」という考え方になっていたので、一旦そういったものを取っ払って「自分がやりたいことは何だっけ?」を軸にして考えるように意識するようにした結果、気持ちとしても楽になった部分がありました。

どんなタイプのCTOになりたいのか?

CTOと言っても何を強みとしているかは人によって全く違います。優れた技術力でチームをリードする方もいれば、組織開発に長けた方もいますし、事業にも深く入っていって経営を引っ張る方など、その濃淡も様々です。

私としては、技術力が特に高いとは思っていませんが、一番興味が強いのはやはり技術で、ワクワク感を感じられるところもそこにあります。

もちろん技術しかやらないということではなく、経営や組織開発の視点も持っていきますが、軸になる部分を技術に置き、技術主体でやりたいことをやっていける組織を作るために、組織開発で組織を補強していくという考え方が良さそうに思っています。

開発組織トップのワクワク感

改めて思うのは、まずは開発組織のトップが技術にワクワクして楽しそうになにかやってるというのが大事だなということです。メンバーとしてもトップが楽しくなさそうなチームでやっていたくはないですしね。まずは主軸である技術にワクワクして取り組めることで、それを推し進めるための組織開発や事業・経営に繋がってくると考えられると良いと思っています。

組織をリードする立場としては大事なことは How よりも Why, What です。一方で私自身のタイプとしては元々は Why, What よりも How にワクワクを感じるタイプなのですが、まずはそれで良いのではないかとも思っています。そして自分の時間の投資割合としてももっと技術投資の割合を増やしていき、その How 起点のワクワク感を経営や組織開発に繋げられたら良いと思うのです。

まとめ

スタートアップやベンチャーにいれば Hard Things も多いですし、マネジメントにおいて求められることにもしっかり応えていかないといけません。でもその中にワクワク感がなければ長くは続かないですし、良い結果にも繋がらないのではないかと思います。またそのワクワク感がスタートアップやベンチャーにいる意味の一つでもあると思います。

もちろんとにかく必要なことを短期間で一気呵成にやりきらなければいけない局面もありますが、そういったスプリントはあくまで一時的なもので、総じて見ればマラソンのような長距離走だと思うのです。長い戦いの中でリタイアせずに、ワクワク感を持って走り続けられる人・会社が強いということになるのだと思います。

2024年がいつでもワクワクしていられるような年になることを願って。

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