こんにちは、ユニファCTOの赤沼です。最近は私自身でプロダクションのコードを書くことはほとんどなくなり、チーム作りがミッションとなっているわけですが、少し前の Podcast で if-up 2019 というカンファレンスの参加レポートに含める形でチームについて話したので、改めて要点を書いてみたいと思います。
ちなみにその時の Podcast はこちらです。
結局はチームが全て
Podcast のタイトルにもしていて、いきなり結論からになりますが、プロダクト作りにおいては結局はチームが全てなのだと思っています。全く新しい技術を生み出すための研究や、エンジニアが一人でプロダクトを作っていくようなケースでは別でしょうが、ユニファのようにチームで自社サービスを作っていく場合には、技術的な問題というよりはチーム作りの良し悪しがプロダクトの成否を分けるのだと思います。プロダクト作りは総合力です。もちろん技術力は重要ですが、とにかく高い技術力があれば必ず成功するかと言えば、そうではありません。if-up で使われていた言葉を借りれば、最近のプロダクト作りは「ものづくり」から「ものごと作り」へと変わってきて、高いレベルの技術が使われていれば良いわけではなく、いかにユーザーの良い体験を作れるかが勝負になってきています。そうした中で、いかに目線を合わせ、技術至上主義にならず、いかにユーザへの良い体験を作ることにフォーカスできるか、その為には時にはエンジニアとしての技術面でのこだわりを妥協できるか、ひいては事業を加速していくためのエンジニアリングができるチームを作っていけるかということが、勝負になってくるのだと思います。どんなプロダクトができていくかは、どんなチームができているか次第ということです。
世界一を本気で目指すチームを
チーム作りの目線を合わせていくという点でも、メンバーが皆本気で世界一を目指しているか、というのはかなり重要です。絵空事ではなく、本気で世界一になれると思って目指すチームを作る、またそういう環境に身を置くことは、個人の成長という点でも大きく影響してきます。ユニファでは創業時から代表の土岐は、グローバルで No.1 になる、と内外に向けて発信しています。やるからには本気で世界一を目指す。世界一になるには世界一のプロダクトが必要です。プロダクト開発に責任を負う開発チームとしては世界一のプロダクトを作っていく必要があるのです。本気で世界一を目指し続けるCEOと仕事ができる環境はあまり多くはないのではないかと思います。せっかくそういうCEOと仕事をしているのですから、私自身も改めて本気で世界一を目指したいと思っています。その為にはいかに良いチームを作っていけるかが勝負です。単純な技術レベルやチーム規模で行ったらそれこそ Google や Amazon などの大企業には太刀打ちできませんが、ユニファがサービスを提供する領域において、世界一のユーザ体験を提供するということであれば、その可能性は大いにあると思っています。
保育をハックする
プロダクトを開発していく上では、様々な課題をクリアしていく必要があります。技術で簡単に解決できるような課題もあれば、解決の道筋がなかなか見えないような難題もあります。そうした時にも、その過程を楽しむ姿勢を持っていたいと思うのです。最近ではハックという言葉は色々なところで使われていますが、開発チームの指針としても、「保育をハックする」というのを打ち出しています。ハックするというのは、様々な制約を打破・回避していくことを、知的な難問を解いていくものと捉える、能動的、創造的行為です。ユニファにおいても保育に関する様々な制約、慣習、課題を、スキルやチームワーク、保育に関する知見によって能動的、創造的に解決していく、またその過程を楽しむということを意識していきたいと思うのです。
まとめ
ユニファの開発チームも人数が増えてきて、今年中にはさらにチーム規模が大きくなっていきます。そうした時に、いかに少人数だった時の良い空気を残していけるか、また、改善すべきだったところはこのタイミングで改善していけるかが今後の課題となってきます。その為にも様々な施策等も行なっていきたいと思っていますので、また機会があればどんなことをやっているかは紹介できればと思います。
また、ユニファでは一緒に世界一を目指してくれるエンジニアも募集中ですので、興味のある方はぜひご連絡ください。