ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

JIRAで特定ステータスに遷移した際にグループメンションをSlackに通知する方法

はじめに

 こんにちは。社内インフラ 改め コーポレートエンジニアリングチームの早乙女です。

 前回の記事からちょうど1年、入社から2年半の時間が経過しました。

 業務や環境にも慣れてこなれてきたはずが、加速度的に時間の流れがあっという間に感じる程、昨年以上に多くの出来事に囲まれ過ごす毎日です。  tech.unifa-e.com

 上記の通り、同一部署・チームながら、チームの通称・名称を変更したタイミングということもあり、コーポレートエンジニアリングチームらしく、社内利用ツールであるJIRAとSlackを連携した業務における活用方法について、ご紹介させていただきたいと思います。

背景

 ユニファでは、プロジェクト管理やタスク管理、問い合わせ対応等においてJIRA Softwareを、 また全社でコミュニケーションプラットフォームとして、Slackを活用しています。

 JIRAとSlackを連携する方法として、Jira Cloud for Slackで特定チャンネルに対する通知や、個人宛のメンション通知を行うことは出来ますが、ユーザーグループ宛のメンションを行うことは出来ませんでした。  個人でタスク管理を行っている場合は上記でも問題ないのですが、チームで管理を行っているケースでは、対象チーム全員に対するメンションが出来ず、上記チャンネル通知でキャッチアップするか、JIRA Softwareの画面を都度確認する必要があるなど、痒い所に手が届かない状態となっていました。

 ※ちなみに自分宛メンションのみをSlack通知する方法については以下の通り。   tech.unifa-e.com

設定方法

 1. JIRA Software 上で Slack Jira Integration をインストール   Atlassian Marketplaceで [アプリ] > [その他のアプリを探す] よりアプリ名で検索し、インストール   

 2. JIRA Software 上で対象となるプロジェクト右の三点リーダー「…」>「プロジェクト設定」を選択   

 3. プロジェクト画面左メニューにある「自動化」を選択し、画面右上「ルールを作成」を選択   

 4. 以下ページの記載を参考に要望に合致したトリガー・ルール等を設定

  参考ページ:Atlassian Automation in Jira tutorials 自動化ルールを管理

 5. Slack App管理にアクセスし、左メニューの「カスタムインテグレーション」>右画面の「Incoming Webhook」の順に選択   

 6. 遷移した画面で「Slackに追加」を選択   

 7. 遷移した画面で通知先チャンネルを選択し、「Incoming Webhookインテグレーションの追加」を選択   

 8. 遷移した画面下部にあるWebhook URL欄にある「URLをコピーする」を選択   

 9. 自動化の画面に戻り、アクションとして「Slackメッセージを送信」を選択   

 10. Slackメッセージを送信 画面のWebhook URL欄に8でコピーしたURLを貼付し、メッセージ欄にSlack上でメンションするユーザーグループ 及び メッセージを入力し、下部にある「保存」を選択

  ※Slackユーザーグループに日本語が含まれる場合、正常にメンションされないケースがあるため、@team_の形式ではなく、<!subteamteam_id>の形式でユーザーグループのグループIDを設定   

 11. 対象プロジェクト上でチケットが設定したトリガー・ルールに合致すると以下の形式で通知

  ※アクションのメッセージでJIRAスマートバリューを活用することで、通知内容・形式をより詳細な任意のものとすることが可能   

 以上で設定が完了となります。

 念のため、正常に動作するか対象プロジェクト内でチケットを作成し、トリガー・ルールに沿った対応を行い、通知が届くか確認してください。

最後に

 あくまでJIRA Software・Slackの両ツールを利用されている環境の方において、悩む方の一助となれば幸いです。

 JIRA Software・Slackに限らず、様々なツールを連携した業務効率化などについて、コーポレートエンジニアリングチームとして、今後より深め進めて行くことで、コーポレートエンジニアリングチームの顧客 = 共に働く従業員の方々にとって有益な環境を整備し、ユニファのPurpose「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」を実現するための「社会インフラのインフラ」として会社全体を底支えする役割を担って行きたいと思います。   

 ユニファでは、ともに保育の課題解決と向き合う仲間を募集しています。  unifa-e.com