ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

わたしが健全な気持ちで仕事するためのノウハウ

わたしが健全な気持ちで仕事するためのノウハウ

こんにちは。プロダクトマネジメント部のやまぐち(@hiro93n)です。元々プロダクトマネージャーとして入社しましたが、今は組織長としてPdMとQAエンジニアのチームを併せてマネジメントしながら組織開発にいそしんでいます。

突然ですが、みなさんは日々健全に暮らしておりますでしょうか?

この世の中、普通に根詰めてやってしまうと色々消耗が激しい仕事が色々あります。もはや齢40を越えてくると魂を燃やしたとしてもそこからの復活に時間がかかってしまうため、心身に優しい働き方を意識するようになりました。今日はそのあたりで普段心がけていることを3つご紹介したいと思います。

仕事人格を切り離す

「自分としてはあまり言いたくないな・・・」と言うことを伝えなければならなかったり、自分が作ったものに対して耳の痛い批評を受けることがあると思います。仕事ですからね。

そういった場合、今は仕事のルールの中で特定の役割を果たしているのだと、ちょっと俯瞰して考えるようにしています。

例えば相手に対し耳に痛いことを伝えるのが嫌という場合、おそらくは「こんなこと言ったら嫌われるだろうな」「こういうこと言う人だと思われるの嫌だな」などと言った考えが巡ると思います。それはプライベートも含めた自分の信頼残高を毀損してまでこれをやる意味があるのかと感じてしまうからかもしれません。

ただ、実際これでプライベートまで毀損されることはほぼありません。あくまで仕事のその時なりの役割として求められていた役割を果たしただけで、あなたが嫌なことを言ったからと言っても世ほど頻繁にやらかしていない限りは「まあアレを言うのもあの人の仕事だしな」で終わることが多いはずです。

あなたのことをずっと嫌ってくれるほど、周りの人はあなたのことに興味はありません。いくらか嫌われることもあるかもしれませんが、実際は何もしなくても嫌われるときは嫌われますし、変に自分に嘘をついて追い込まれる方が辛いので避けましょう。

同様に、自分の成果物が批評されたとしても、実際はあなたを批評しているのではなくて単にその打ち手を批評されているだけと言うことが多いので切り離しましょう。ものづくりをしていると成果物と自分をそう簡単に切り離せないことも多くありますが、とはいえそれをプライベートの時間まで持ち込んでも事態は特に改善しません。金曜のダメ出しを土日悩み続けても全然忘れてラーメン屋さんに並んでも月曜朝の状況は同じですし、むしろ前者は新たな1週間を走る精神力が回復していないので負のループに陥ります。

まれに人格まで批判してくる人がいますが、それはもはや事故なので「すごいな・・・」と思った上で、引き出しにしまっておきましょう。この人はヤバい役割を果たしているわけであって真剣に聞かなくてもよかろうと。

結果的にどうか?で判断する

若手の時に「やりきることが大事!」とよく言われていたのでやりきり=正義と思い込んでいましたが、実際そんなことはありません。

正確には、若手の時はなるべくやりきって経験を積むのは一概に悪くはありません。でも、自分だけでなくチームや組織として特定のプロジェクトで成果を出そうと思ったとき、本当にそのタスクを自分がやることが最適なのか?一番得意か?と考えてみて、他の人がやった方が総合的にプラスであればその選択肢を選ぶべきです。

マネジメントをやっていると気づくのですが、人には人のwillがあり、得意があり、地獄があります。そのあたりの采配をうまく整えて成果を出すのがマネジメントの役割であり、例えば非力でも古代歴史に明るい研究者に肉体労働をさせ続けるのは貴重な資源の無駄遣いです。「俺のやり方に従え」で成果が出るほど、若者がついてきてくれるほど令和の世は甘くありません。

このトラップにはまっている人は真面目な人ほど多く、自分が担当してきたものを手放すことに対し必要以上に罪悪感を持たれていたりします。実際、これは自分以外のあの人が担当した方が絶対に効果が出ると気づいたならば仕事は渡す方が良いですし、プロジェクトとして実現したいことはあなたがやりきれるかどうかはどうでも良く、正しく成功することなのです。そういう考えの人が多いプロジェクトは自然に相手の強みに興味を持つことになりますし、無理に自分で仕事を抱えない方が結果プラスだと成功体験を積んでいるので、アラートを早めにあげられたり、チームビルディングもより健全な形を目指せるようになります(やたらと精神力だけで乗り切ろうとしない)。

実際、「やりきらないのでダメ」と決めつけてくる人もいますが、自分はそうは思いません。結果的に成功に向けて行動できることの方が大事で、場合によっては自分でオールを手放せる人の方がチームにとっては重要だと感じます(そしてそういう人は他にもっと適するアサイン先が大体ある)。

休息の重要さを大事にする

「決め疲れ」のような話が一時期話題になりましたが、クタクタの頭で出している打ち手が起死回生の打ち手になることは、少なくとも自分にはありません。早く楽になりたい⇒安易な策でも通したい、となってしまうのが人の常ではないでしょうか。

忙しいと1日中会議で埋まってしまうようなことがありますが、そういったときでも合間時間があれば可能な限り休んだり気分転換するようにしています。ともすれば「これはサボっているのでは」と罪悪感にさいなまれる人もいるかもしれませんが、ではその10分、15分何か小手先の作業で疲弊してしまって次の会議のスタートが万全でないことは果たしてプラスでしょうか?

ずっと会議してる、遅くまで働いてる、なんとなく「安心」してしまいます。でも、実際新しい何かを生み出そうと思ったならば休息が絶対に必要です。休息がない状態だとおおよそ心に余裕がなくなり一緒に仕事する人へのコミュニケーションが雑になったり、自分の中で「忙しいのだから仕方ない」と妥協の産物が量産されやすくなります。

仕事はマラソンだとよく言われますが、休息して持続可能な働き方をすることは自分の後ろを歩いてきてくれている後輩やメンバーのためにも寄与できることです。

常にクタクタで全力疾走していないとここではやっていけないと言う場で一緒に歩き続けてくれる人は中々いません。ましてやユニファは家族の課題をテクノロジーで解決する会社であり、家族を犠牲にするような働き方が正義であるわけがありません。

自分に余裕があるから見えるようになる課題により、新たなひらめきが生まれやすくなることもあります。休むことを恐れずに、でも成果からは逃げないのが健全な姿勢だと思っています。

この3つの中でひとつでもこれからのあなたの仕事が楽になり得る要素があったら嬉しいです。こんな感じでマネジメントしている開発チームにご興味を持って頂けましたら、ぜひ募集要項をご覧ください。今月からほとんどの開発系職種で居住地問わずフルリモートOKになりました!

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