とあるユニファのQAエンジニアでぐちです。
QA資料の棚卸をしていた際に、入りやすかったQA現場と入りにくかったQA現場の違いを考える時があったので纏めていたところ、一つの要因にエレベーターピッチがあるなと思ったので、今回エレベーターピッチについて展開しようかと思います。
エレベーターピッチって?
エレベーターピッチとは、エレベーターに乗っているくらいの短い時間でプレゼンする手法で、 「何を作っているのか、なぜ作っているのか」を30秒程度に要約したもの。
なので、これを見ればプロジェクトの大本が把握しやすくなります。 何も知らないプロジェクトに参画したばかりの人は真っ先に見に行くと良いですね。
エレベーターピッチがQAに役立つ要素
さて、そのエレベーターピッチがQAにどう影響するのかというと、
・アサイン初期の状況把握
・増員時対応のコスト減
・原点に立ち戻っての品質の検討
ここに影響が出ているとように感じてます。
・アサイン初期の状況把握
QAはプロジェクトの途中から参加することがほとんどです。
途中参加ゆえに詰み上がっている仕様書を読み解く際に
「何を作っているのか」は仕様書にはよく記載されているのですが、
「なぜ作っているのか」という点は記載されない事が多い為、その観点が抜ける事が多いです。
エレベーターピッチが整備されていると、ターゲット層といったものが見えた状態で仕様書理解に臨めるので観点抜けが防げます。
・増員時対応のコスト減
これは単純で、増員メンバーがテストを出来る状態にするために使います。
増員するのは大体人手が足りないわけで大体急ぎです。
仕様書把握といった時間が取れないことが多いので「何を作っているのか、なぜ作っているのか」を共有するのにとても便利です。
・原点に立ち戻っての品質の検討
プロジェクトでは作っていくうちに作り手が作りやすい形に仕様が作られることがあります。 出来たものを振り返ったらターゲットから逸れたものになっていたという事もチラホラ。
仕様についてQAから指摘しようにも「そういうものだから」と指摘を控える事に繋がります。
これがエレベーターピッチがあるとQAから指摘の根拠として、ターゲットを根拠に「なぜ作っているのか」の指摘がしやすくなります。
エレベーターピッチがあるとQAは非常に助かる
っというわけで、私の経験からですがQA的にエレベーターピッチは非常に助かるというお話を展開しました。
特に「原点に立ち戻っての品質の検討」については指摘根拠として心強く、
「良い感じに作られてますけど、エレベーターピッチから逸れてますよ!」と言えるのであると助かります。
ユニファではエレベーターピッチは作られてるので、私としては一安心です。
ちなみに、なぜQA資料の棚卸していたかというと ユニファではQAエンジニアを積極採用中だからです。 大募集してますので、ぜひぜひ