みなさんこんにちは。ユニファでCTOをしてます赤沼です。先日 AWS さん主催の招待制オフサイトカンファレンス CTO Night & Day に参加させていただきました。昨年初めて参加させていただいて今回で2回目だったのですが、名だたる企業の大先輩CTOや、同じような規模・フェーズのスタートアップのCTOまで100人以上が参加していて、セッションの内容だけでなくネットワーキングやディスカッションの時間も多く、とても学びの多い2日間でした。全ての内容について書くと長くなりすぎてしまうので、その中で特に学びのあったことなどについて書きたいと思います。
自分なりのテーマ
今回参加するにあたって自分なりに特に何か気づきを得たいと思っていたこととして、「CTOとしての経営への関わり方」をテーマとしていました。もともと技術畑でエンジニアをしていた自分としては、取締役として経営に関わっていく中で、技術やプロダクト、ビジネス、ファイナンスなどにおいて、どのようなバランスでどのように価値を出していくかを悩んでいるところでもあり、セッションやディスカッションの中で他社の CTO の方々がどのように取り組まれているのかを参考にさせていただき、自分なりの気づきを得たいと思っていました。
Unconference: 経営者としてCTOがすべきこと
そんなところにうってつけだったのが、今回アンカンファレンスのテーマの一つであった「経営者としてCTOがすべきこと」。6〜7人で一つのグループを作りディスカッションするという形で、私もこのディスカッションに参加させていただきました。その中でたまたま VOYAGE GROUP の CTO の小賀さんとご一緒させていただいたのですが、もっとも考えさせられたのが冒頭で小賀さんが投げかけられた「みなさん経営してますか?」という問いでした。経営にどう関わるかという視点はあったものの、そもそも経営とはなんなのかという点は深く突き詰めたことはなかったので、これが自分なりにでも定まっていないとどう関わっていくかもはっきりしてこないなと。また、その後のディスカッションの中でも小賀さんからお話いただいた、ビジネスやファイナンスにおいてCTOがどのように関わっていくかという点でも、やはりまず経営をする立場という点を考えれば、技術的な内容だけでなく、ビジネスやファイナンスについても勉強しておく必要があり、他の CxO に技術的な内容を話していく上でも、共通言語としてビジネスやファイナンスを学んだ上で、理解してもらえる形で話していく必要があるという点も自分として今後強く意識していこうと思った内容でした。
CTO 1,000本ノック!
2日間のプログラムの最後として行われたこのセッションは、Keynote等で登壇した CTO(メルカリ 名村さん、Sansan 藤倉さん、 グリー 藤本さん、DMM 松本さん、SORACOM 安川さん、カーディナル 安武さん)が会場からの sli.do での質問にどんどん答えていくというものでした。テーマは特に限定されていないので様々な質問がありましたが、その中で、どんな質問だったかは失念しましたが、安武さんが回答されていた「経営者であれば経営に必要なことはなんでもやって当然」というような内容はとても印象に残るものでした。CTOとしてはどうしても技術的な領域のみに関わる意識になってしまいがちなのですが、CTOである以前に経営陣の1人であると考えれば、領域にとらわれることなく、必要なことはなんでもやって当然と改めて考え直させられるものでした。
自分のセッションのことも少し
CTO Dojo というコーナーでは事前に登壇者の募集があり、私も応募させていただきまして、「開発チーム 1人 -> 40人 になるまでにやってきたこと」というタイトルで、私が1人目の正社員エンジニアとしてユニファに入社して、現在40名ほどの開発チームになるまでに取り組んできたことについてお話させていただきました。オーディエンスもみなさんCTOということで、なかなか緊張する場ではありましたが、多くの方に参加いただき、共感いただいた方も多かったようです。その後の懇親会等でもお声がけいただくこともあり、やっぱり発表する場があるなら発表しておくものだなと思った次第です。
セッションの中でもご紹介させていただいたユニファの Podcast や Meetup 等、ゲスト参加や合同開催に興味のある方はぜひお声がけいただければと思います。
中身の濃い2日間
ここまでに書いたセッション以外にも、オムロンさんにお邪魔してSINIC理論のワークショップに参加させていただいたり、グローバルスタートアップのCxOの Keynote があったり、1日目の夜のパーティーはなかなかすごかったりと中身の濃い二日間でした。また、私の今回のテーマに関するところでも、公開CTOメンタリングでの DMM 松本さんや CTO Dojo での freee 横路さんのお話を聞いていて、ビジネスについてもしっかり数字で語れるという点は自分にも必要だなと思った点です。
それと改めて、今回お話させていただいた方やセッションに参加いただいた方、運営いただいたAWSの皆さま、ありがとうございました。また来年お声がけいただけましたら、ぜひ参加させていただき、今回と比べて自分がアップデートできていると思えるように取り組んで行きたいと思います。
仲間も募集中
ユニファでは開発メンバーも募集してますのでご興味ある方はぜひどうぞ!!