ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

「今年は洗練の年」と言っていた年初。その実態は??

この記事は、ユニファAdvent Calender 2020の三日目の記事です!

こんにちは。 ユニファでエンジニアのマネージャーをしております田渕です。

めっきり冷え込んだなぁと思ったら、知らぬ間に今年の最後の月になっておりました。。。

この一年は本当に、みなさん色々なことがあったと思います。 いつもの年とは異なる状況だった今年、一年を通し、新型コロナウイルスに対しての取り組みなどを、マネージャー視点で書くことが多くありました。

それらの自分の記事を振り返りながら、その後の状況、通して感じた課題や学びについても触れたいと思います。

2020/1/10 「ユニファ開発チームの2020年-今年は洗練の年!」

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新年初のブログは、「今年はどんなことを目指していくのか」と言ったことをエンジニアマネージャー視点で書いたものでした。 記事中にも記載がある通り、2019年はチーム構成の多様化が一気に進んだ年であり、試行錯誤の連続でした。 2020年はそこから一歩進んで、多様性のある環境での安定的な開発、サービス運用を行いたい、という目標を書いたのがこの記事。

その後どうなったのか?

2019年は手探りで進めることの多かった仕事も、それぞれのメンバーの頑張りにより、春以降はかなり洗練されてきていました。 多国籍チームでの開発における一番の課題となるのは言葉の壁だと思いますが、海外メンバーが日本語を勉強し、日本人メンバーが英語を勉強し、 互いに少しずつ上達することで、結果的にコミュニケーションの質は2019年と比べると飛躍的に向上しました。 「絶対に英語とかムリ。」と言っていたメンバーが、始めてみればSlackでサラサラと英語を書くようになっていたりと、 嬉しい誤算が数多くありました。 これは本当に、頑張ってくれたメンバーに感謝しなければいけないところで、 ここまで色々な言葉が飛び交いコミュニケーションがとれる環境を短期間で成立させられるとは年初には考えていませんでした。 2019年の試行錯誤の結果がようやく実を結び、さて今年は更なる飛躍を!……と思ったところで、新型コロナウイルスが襲来します。

2020/5/15 「新型コロナウイルスと多国籍チーム」

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ようやく多国籍チーム環境にも慣れて来たかな?と思ったのも束の間、今度は顔を合わせて仕事をすることが難しい環境になってしまいました。 また、前例のない事態の中、どうやってメンバーのケアをしていくのか、ということについて試行錯誤した内容について書いていました。

その後どうなったのか?

この時に書いていた「リモートワーク主体の勤務」は現在でも続いています。 これまでもエンジニアはリモートワークが認められていましたが、緊急事態宣言以降は基本がリモートワークとなり、そして今後もそのままであろうと思います。 スタートアップの中には「オフィスそのものを解約する」会社さんもいらっしゃると聞きますし、今年はそう言った動きが一気に加速した年でした。 顔を合わせて仕事をすることに慣れていたため、始めこそ「やりづらい」「寂しい」という声が多く聞かれていましたが、 良くも悪くも自宅での仕事に慣れた今、「離れた環境で出来ることの限界」について、皆が冷静に見極めるようになったと感じています。

対面での作業の方が効率の良い場面はやはり存在し、そしてそれをリモートで再現しようとすること自体が無理であるケースもあることを分かってきた、という感じでしょうか。 無い物ねだりをしても仕方がない、今の環境で出来ることを精一杯やろう、という空気に変わったように思います。

実はこの記事の頃、メンバーの一部は諸々の事情があり、一時自国へ戻ることがありました。 出国や入国の規制がいつ出て、いつ解除されるのかも分からないという不安定な状況、更にチームの中で時差もある環境でも 成果を出すことができたのは、上述したようなある種の「割り切り」が出来ていたことが大きかったと思います。

2020/8/11 「緊急事態宣言下でのシステム運用振り返り」

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緊急事態宣言が出ていた時、システムはどんな風に動いていたのか、その課題についてをまとめた記事でした。

その後どうなったのか?

この記事中で記載されていた「リモート主体勤務時のトラブル対応体制の整備」に関してはその後実施し、今日ではその決定されたフローに従い、運用が行われています。 始めたばかりの頃は皆慣れないため、連携に時間がかかることもありましたが、何度か実施するうちにスムーズに遠隔での障害対策本部の設置などが行われるようになりました。

今では当たり前のように行っているのであまり気にしていなかったのですが、 この振り返りのために記事を書いていて「そうか、まだ8月はこの運用出来ていなかったんだな。」と始めて気づいた次第です。

一年を振り返って

保育園、幼稚園、こども園といった場所が、いかに現代の生活にとって欠かせない場所なのか、ということを強く痛感した年でした。 仕事を通じ、大変な中でも強い意思をもってお仕事をされている保育士の方々のお声を聞く機会も多くあり、これまで以上にユニファの目指す世界、提供していくサービスの必要性を感じました。

ベンチャー企業と言うのは多かれ少なかれ思ってもみない壁にぶつかるものですが、今年は世界的な課題も加わり、例年以上に目まぐるしい一年でした。

以前に私が本ブログでも記載しているように、現在の教育課程に於いては子供たちが「主体的に状況を改善できる」ことを目指しています。 それは、いつか来るであろう「予想も出来ない事態、これまで経験したことのない事態に対応し、生き抜くため」だったのですが、今年がまさにそのような状況であったと思います。

一年間、例年にない状況についての記録として、このブログにて数々の取り組みやその成果を記録してきましたが、それらの情報を使い、来年以降もまだしばらく続くであろう現在の状況をよりよくするべく、考えて行きます。

そんなユニファで、一緒に働いてくれる方を募集しております! 少しでもご興味のある方は、ぜひお声がけください。

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