ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

分かりそうで分からないでも分かった気になれる午睡チェックの仕組み補足

みなさんこんにちは。

午睡チェックのディレクター/スクラムマスターをしている保坂です。

この記事は、UniFaアドベントカレンダー 18日目の記事となっております。

先日AWS Startup Architecture of the Year Japan 2020 Live Finaleで、ルクミー午睡チェックのアーキテクチャが評価され、ユニファが優勝することができました。

tech.unifa-e.com

当日の生中継を見ていて優勝とった瞬間、とても興奮してslackに画面キャプチャを貼りまくっていたことを思い出します。 Well-Architected な仕組みに関してブログを見てください。

tech.unifa-e.com

さて、今回のブログでは、午睡チェックの仕組みの補足と、施策を実装してからの失敗談を書きたいと思います。

■センサーとタブレットの間

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その昔、冷静と情熱の間 って映画がありましたね。。

午睡チェックの構成は大きく分けると、

  • センサー

  • アプリ(タブレット)

  • ネットワーク

  • サーバ

に分けられます。

実は、センサーとアプリの間でも、フォールトアボイダンスを考慮した作りをしています。

センサーとアプリはBluetoothで接続されており、接続が切れてしまうとセンサーの値を取得できなくなってしまいます。センサーと接続が切れてしまった場合、アプリ上でアラートを表示するようにしています。しかし、接続が切れてしまう前にアラートをあげることで、失敗を回避することができます。

As is: センサー ー ×接続切れ× → アプリ(接続切れアラート)

To be:センサー   ーーー→   アプリ(接続切れそうアラート)

センサー接続切れ前にアラートを出し、その際に出した文言は次のアクションに繋がるようにしました。

ところが、この施策を回した際に失敗が起きたのです。

■その時失敗は起きた

接続切れそうな時に、アプリ上の文言は「デバイスと近づいてください」と表示させ、文言をタップすれば消える状態、バツボタンを表示している状態でした。このアラートを表示した時の先生の行動は、デバイスとセンサーを近づけていました。ですが、消せることが伝わらず「近づけたものの表示が消えない」状態を産み出してしまいました。

▼変更前

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変更前の表示はこんな感じ

▼変更後

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寝てるけど喋ってる

■暗黙のルールが失敗の原因

ある体験に対して、きちんとコミュニケーションが取れる状態を作り出せているのか?我々にとっての当たり前は、相手にとっての当たり前では無いかもしれないと、立ち止まって状況を考える必要があるなと、考えさせられる出来事でありました。

■最後に

午睡チェックのWell-Architected な仕組みの補足と、施策を実装の失敗を書きました。創造プロセスの積極的な参加は、具体的な成果へ結びつけ、その成功は影響力で測ることができます。引き続き、創造プロセスにダイブしていきたいと思います。


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