ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

第二営業部のあるメンバーのOne more stepが産みだした「ユーザー会」とは?

この記事は、ユニファAdvent Calendar 2024の18日目の記事です。 adventar.org

導入

こんにちは!第二営業部の佐藤文昭です。

第二営業部は、比較的規模の大きなお客さまを担当している営業部ですが、我々ならではの取り組みをひとつご紹介したいなと思い、昨年から始まったお客さま同士の交流会「ユーザー会」についてご紹介させていただきます。

事の発端

「ユーザー会」は、あるお客さまの一つの願いを伺ったところから始まりました。

同業他社の本部の方とコミュニケーションを”気軽に取れる場”があったら、すごく嬉しいんですが、そういった機会ってあるようで全然ないんですよね…

それをキャッチした1人のメンバーが「なるほど‥それならばうちでその場をつくっちゃいましょうよ」と、私にOne more stepな提案をしてきたんです。

ユニファの3つのバリュー。One More Stepはこの中に含まれます。

私自身、前職は保育事業者の本部にいたこともあり、正直言うと「うーん…必要性があるのはすごくわかるんだけど、本当にうまくいくんだろうか…?」と、半信半疑ではありました。

ただ、そのメンバーと周りのメンバーがすごくやりたそうだったので、「では、まずは早く小さくやってみよう!」と、取り組みを始めてみることにしました。

信じられないくらい盛り上がった初回…!

記念すべき第一回目は、結果として信じられないくらい盛り上がりました。

お誘いしてお集まりいただいたのは、そういった場が実際にあったらいいな、と仰っていた3社の法人本部の皆さまです。

そもそも何を取り上げるのか?これは、割と難しい問いです。

テーマとして何を取り上げてみんなで話したら、その場が素敵で有意義な時間になるのだろうか?

まずは場づくりを担う我々の方で「そもそも、どんなことが課題としてあるんだろう…?」と日々のお客さまとのコミュニケーションの中で捉えている課題をとにかく挙げまくって、それらを整理して絞っていきました。

そして、10個に絞ったテーマを、事前アンケートとして参加者の皆さまに共有して希望を募り、順位をつけました。

その順位を、当日お集まりいただいた皆さまに共有して、「第二回目で取り上げるテーマが何が良いのか…?」を、全員で議論しました。

その他にも、企画や当日の段取りを決めていく中で

どうやったらお互い「はじめまして」の10名ほどの方が、「来てよかった」と思えるような場になるのか?

どうやったら一歩踏み込みきれない、表面上の話だけではなく、深く実りのある会話ができる場になるのか?

提供しているサービス以外は、素人なユニファが仲人だからこそ、提供できる価値とは?

というようなことを、プロジェクトでは強く意識をして準備を進めていました。

お集まりいただいたのは、当然はじめましての皆さまですが、ユーザー会を起案してくれたメンバーの絶妙なファシリテーションもあり、議論は大いに盛り上がりました。

そして、そのまま懇親会に移動し、さらに盛り上がって、「ほんとに第二回目がいまからすごい楽しみ…!」とお声をいただきました。参加した当社のメンバーも、すごく楽しそうだったのが印象的でした。 (懇親会の盛り上がり方が想像以上で、それ以来懇親会は必ずセットになっていて、懇親会を楽しみにされている方もいらっしゃるとかいらっしゃらないとか…)

多岐にわたる課題と我々の役割

そんな感じで始まった「ユーザー会」は、回数を重ねて、先日5回目を終えました。

ユーザー会で知り合った縁で、お互いの日々のちょっと困ったを気軽に電話で聞けている」や、「ユニファが素人目線で聞きにくいことも聞いてくれるから話しやすい」「ユーザー会を絶対途絶えさせないでほしい」との嬉しい声にうまくのせられながら笑 あっという間に1年継続できたことを嬉しく思っています。

今はあたたかく育ってきた素敵なコミュニティの輪を、内輪・馴れ合い・ただの飲み会にしないことに気をつけながら、少しづつお声がけの幅を広げ、徐々に参加いただくお客さまも増えてきました。

「ユーザー会」では、取り上げるテーマについて、保育事業者の本部としての在り方の議論や情報交換がなされます。

我々自身、本当に多岐にわたる課題が存在し、それにみなさんが真摯に向き合って解決に向けて思案・実行されていらっしゃる一端を知ることができる貴重な機会になっています。

日々のご提案の中で行っていますので、ルクミーのサービスのプロモーション的なことは、実際はほとんど行っていません。

参加される皆さまが、安心してコミュニケーションが取れる場や流れをつくることに徹していることが、もしかしたらご好評をいただいている理由かも知れないなとおもっています。

今後

これはすごく嬉しいことなのですが、第二営業部で始めた「ユーザー会」に、他の部署から参加していただけるようになりました。

前回の第5回目は、商品企画部と関連性が深いテーマでしたので、商品企画部から1名参加してもらいました。今後のサービスの検討において、複数の本部の方の生の声をキャッチしてもらえたと思っています。

最初の10のテーマは、既に半数が取り上げられたこともあり、次回あたりでこれまでを踏まえて、新たに参加者の皆さまとテーマを検討する時期にきているようにも感じています。

こちらのページをご覧になられた皆さんがご存知かどうかわかりませんが、ルクミーは、「保育AI」をテーマにしたWebページを公開しました。

lookmee.jp

「果たして、AIをどのように保育の現場や本部の業務に活かしていったら良いのか…?」

参加されている皆さまからも、実はチラホラそういったお声が上がってきていますので、今後そういったテーマが設定された暁には、Dev本部からゲストとして参加をお願いしたいと考えています!

最後に

お客さまの願いをキャッチした一人のメンバーのOne more stepから始まった「ユーザー会」についての取り組みをご紹介させていただきました。

法人営業において大切なことの一つは、「如何にお客さまに伴走するパートナーとなれるか?」、そして「お客さまが何に困っていて、何を解決したいと思っているのか?」を他の誰よりも詳細に正しく理解することが、パートナーになる第一歩だと私自身はおもっています。

キャパシティの問題もあり、グッと拡大していくことは難しくはあるのですが、楽しみにしていただいている皆さまがいらっしゃる限りは、今後も継続的に実施していきたいと考えています。

最後までお読みいただき、有難うございました!


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