
こんにちは、ユニファでプロダクトマネージャーをしている、たしろです。
ユニファのプロダクトマネージャー組織はPdM一課とPdM二課の2つの課に分かれています。
7月から有難いことに課のマネージャー職に付かせていただきました。
「信頼されるマネージャーとは一体なんだろう?」
「どんなマネージャーであると良いだろう?」
マネージャー職の話が来た時から、自分の中ではこの問いがぐるぐる回り続けてました。というのも自分の前任は、部長と副部長が兼任しており、そこから自分に代わったときの不安が一定あったためです。
マネージャー職は前職で経験していましたが、とても「マネージャーが分かる」と言えるほど経験があるわけでもありません。そんな自分が、日々自問自答し、今時点で辿り着いている考えに関して、正直にこの場で言語化しておこうと思いました。(きっと数年後にこのブログを見たときに「若いな小僧…」となるかもしれません。)
「信頼される」ことを捨てる
不安を言語化すると、それは自分に代わった時に、「信頼されるマネージャーになれるか?」「信頼されるために何をすべきか?」でした。1on1をたくさんするのが良いのか、完璧なアドバイスをできるようにするのが良いのか…。
ふと自分のこれまでの経験を思い返してみると、上司が自分の判断や能力を信じて任せてくれている、見ていてくれていると感じた時に自分のモチベーションやパフォーマンスが高まっていたな、と。
そう考えると、自分がまずやるべきことは「どうすれば信頼されるか?」を考えていくよりも、まず自分が「信頼すること」から始めた方がいいのかな、ということです。当たり前のように信頼しているものの、よりそう感じてもらえるように日々の小さな行動を積み重ねていこうかと。
「こうしたい」という提案がある場合、肯定的に受け止め、その背景にある意図を深く聞き、任せる
Slackで成果を報告している時に、直接の担当でなくても、リアクションを付けて、常に見ていることを伝える
こういう積み重ねが「この人は、自分のことをちゃんと見てくれている」とか「この人になら本音で相談してみよう」とかに繋がっていくのかな、と。何か特別な事をしたその瞬間に一気に信頼が得られるとかはなくて、誠実さの積み重ねが一番なのかなと考えています。
マネージャー業務は、プロダクトマネジメントそのものかもしれない
ユニファに入って3年間プロダクトマネージャーとして経験を積んだ中で、今思うことは「マネージャー業は意外とプロダクトマネジメントそのものなんじゃないか」ということです。 プロダクトマネージャーの思考法をそのまま人と組織に転換できるのかな、と。
プロダクト = チーム(課)そのもの
ユーザー = チーム(課)のメンバー一人一人
プロダクトビジョン = チーム(課)が目指すべき理想の姿
ロードマップ = メンバーの成長計画
機能開発 = メンバーへの挑戦的な業務のアサイン
ユーザーリサーチ = 1on1や日々のコミュニケーション
ユーザーを深く理解し、ビジョンを描き、ロードマップを敷く。
マネージャー業務も一緒で、メンバー一人ひとりを深く理解し、チームのビジョンを描き、成長計画を敷く。向き合う対象が「ソフトウェア」から「人と組織」に変わっただけで、本質は同じなのかな、と。
今の自分にとってただの気休めなのかもしれないですが、この考えに至ってからシンプルにマネージャーという役割に向き合えるようになったな、と感じています。
最後に
マネージャーになってからまだわずかですが、自分の中では大きなブレイクスルーがいくつもありました。これからもプロダクトマネージャーとして、自分自身もプレイヤーとしてのプロダクト貢献はもちろん、チームで最大限の成果を出すためのマネジメントにも、さらにチャレンジしていきたいと思います。
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