こんにちは!プロダクトマネージャーのさいとうです。
私が所属するPdM一課では入社3ヶ月目にブログを書くという慣例があるようで、私が入社前にチェックした記事のいくつかは先輩PdMの入社3ヶ月目記事でした。今改めて読んでみると、書かれている内容は本当にその通りだったな〜と実感しています。
この記事では私がユニファに入って感じた良さ、マルチプロダクトの開発環境を体験して感じたギャップ、インパクトスタートアップの開発組織って実際どうなんだろう?と入社前に持っていた疑問の答え合わせなどをお届けします。

1.柔軟な働き方
ユニファは非常に柔軟な働き方ができる会社です。フレックス制でこそありませんが、中抜けが許可されており、開発チームはフルリモートで働いています。Slackやカレンダーを見ていると、社員の皆さんがそれぞれの生活リズムに合わせて仕事をしている様子が伝わってきます。
他の部署においても、リモートと出社を併用して業務を行っている部署が多くリモートワークが根付いているので、リモートゆえにコミュニケーションを取りづらいということはありません。
入社直後から子の看護休暇が取得できるため、子供が発熱した時の不安は少なくて済みました。これは子育て真っ最中の社員にとって大きな安心材料です。
2.横の連携の取りやすさ
ユニファはPdMとビジネスサイドとの連携が取りやすい組織です。
プロダクトごとに「大臣会」という会議体が設けられており、PdMとビジネスサイドのプロダクト担当者が定期的に情報交換を行なっており、何事も早い段階で相談をしやすいです。定例会議だけで物事が進むわけでもなく、必要に応じて必要な人と連絡を取って動くということが当たり前で、機動力の高い組織です。
情報共有もオープンな形で行われており、SlackのチャンネルやConfluenceには他のプロダクトや部署の情報へのアクセスが可能です。また、営業日報が集約されるチャンネルでは、顧客の温度感や商談現場でどのように競合他社と比較されているのか、一次情報により近いフロー情報を目にすることができる環境があります。
3.大規模なプロダクトゆえの難易度の高さ
ルクミーは17のプロダクトから構成される大規模プロダクトです。私はこの規模のプロダクトでPM業務を担うことは初めての経験で、この規模感へ適応することが転職後の最大のギャップだったかもしれません。
エンジニアやデザイナー、QAなど、他職種の業務にはわからないことが多いですし、さらにルクミーでは担当プロダクトだけで開発が完結することばかりではなく、横のプロダクトとの連携、システム基盤との連携も発生します。こちらの事情があればあちらの事情もあるので、スケジュールひとつとっても影響範囲が大きいもので、調整の難易度が高くしかしとても重要です。
チーム内の職種間・プロダクト間のすり合わせが必要な場面でも、PdMが間に挟まれる辛さを感じることはほぼありません。ユニファメンバーはどなたもプロダクトファースト、ユーザーファーストの目線があり、同じ方向を向くための苦労は感じないですし、むしろ各々の知見からPdMをサポートしてくださる心強い存在です。
とはいえ関わる人が多いからこそ「自分がプロダクトへの知見を溜めて全体に貢献する」考え方から「共有知でなければわからないことをメンバーの協力を得て明らかにしながら最適な道を探す」考え方へのアンラーニングが私にとっては必要でした。
4.幅広すぎないPdMの役割
ユニファはプロダクトマネジメントに組織として取り組んでいます。 プロダクト開発のプレイヤーの間に立つ職務のことをプロダクトマネジメント(PdM)、プロジェクトマネジメント(PjM)、ディレクションなど役割範囲によって様々に表されますが、現在、ユニファのPdMはプロジェクトマネジメント寄りのオールラウンダーでありつつ、個々人のwillとcan、担当プロダクトの状況によりカバー領域はPdMごとに違います。
プロダクトマネジメントのビジネスサイドを司るPMMの役割は別部署が持ち、システム開発寄りのプロダクトマネジメントに責任を持つのがユニファのPdMという印象です。とはいえ上流で決まったことを遂行する役割に留まるわけではなく、デリバリーだけでなくディスカバリーやリサーチの機会も多いです。
PdM個人の力量と貢献に委ねられるものが過剰ではなく、しかしプロダクトの意思決定にPdM自身の意思も乗せることができる実感があります。 悪い意味での「なんでも屋」として中途半端になることなく、プレイヤーとしても(組織の縦軸ではなくプロダクト間やチーム内の横軸を通すための)マネジメントとしても、専門性を磨くことができる環境だと思います。
5.インパクトスタートアップで働く実感
企業のビジョンやミッションの温度感の本当のところって入社するまでわからないですよね。
ユニファはインパクトスタートアップです。
インパクト投資という、運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を意図した投資の考え方が投資の世界にあるそうです。世の中のお金が収益の最大化だけでなく社会が良い方向に変化することを志す取り組みに投資されるのは良いことだなと個人的にも思います。
ユニファはそういった投資を受けて成長しているスタートアップであると同時に、社会課題の解決と経済的な成長を両立し ポジティブな影響を社会にもたらす 「インパクトスタートアップ」のエコシステム構築を目指すため一般社団法人インパクトスタートアップ協会を主幹事として設立しています。
一見、開発の仕事とは遠くにある会社の動きではありますが、入社して分かったことは、ユニファはユーザーとの共創でものを生み出すことにエネルギーを注いで試行錯誤しながら事業を立ち上げる企業なんだということです。
社会貢献性の高い企業というと「自己犠牲的なんじゃないか」とか「システム開発として大事なことが後回しになりやすいんじゃないか」という印象を持つこともあるかもしれません。ですが中に入ってみるとそういう感覚は全くなく、良い企業文化の中で良い開発経験を積んでいけそうな会社だなと思います。
お仕事としてシステム開発をする以上、どんなビジョンの元で働いていたって大変なことは大小あります。この仕事の先に社会が良い方向に変化していくアウトカムがあるのだと思えることは、精神衛生上とても良いものだと思いますし、このビジョンのもとに集うユニファの皆さんは一緒にお仕事をしていて気持ちのいい方々だなと思っています。
ユニファでは家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを一緒につくっていく仲間を大募集しています! 気になる方はぜひこちらのサイトもチェックしてみてください。