ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

社内向けに約1年分のアップデートまとめを公開したら反応が思ってたのと違ったのでみんなやろう

こんにちは。プロダクトマネジメント部のやまぐち(@hiro93n)です。この7月からルクミーのプロダクトオーナーを担当しています。そんな中で、ふと二輪免許を取ろうと思い自動車学校に入校手続きをしたら「技能講習は最短でも3週間先です」と言われてバイク界隈の盛り上がりを感じている昨今です。

さて、みなさんは今仕事で使っているWebサービスの最近のアップデートをご存じでしょうか?

毎月経費精算したり打刻したりしているはずですが、案外そういったアップデートについて意識されたことはあまりないことが多いと思います。かくいう自分もそうです。

その割には自分たちが世に生み出した新機能は確実に伝わり、使われ、感動されているはずと勝手に思い込んでしまうのも人の道です。

先日ふと、社内で営業と話しているときに出てきた言葉に胸を突かれました。

「ルクミー導入して数ヶ月だけどなーんにも変わってないよね?」と、こないだ訪問した園の先生に言われたんですよね。

なるほど。もしかしたら見た目上はあまり分からないのかもしれない。いや、とはいえ結構大きな機能も出したよな…出したけど伝わってないと言うことは使われていないし、何も価値も生めていない可能性がある。

最初に記載した通り、人はサービスのアップデートがどうかなんて通常気にしないのです。だからこそ、やっただけでなく伝えなくてはならないですし、その上で実際に役立てて頂く(カスタマーサクセスなど)ことが必要です。

これは仕事でも同じで、みんなあなたには基本的に興味が無いのだから、やったことは正しくアピールしないと埋もれちゃうよねと言った話ともかぶります。

いや待てよ。園の先生だけでなく、そもそも社内の人にも伝わっていない可能性があるぞ。そもそもその場で「いや先生、この数ヶ月でこんなに変わったんですよ」と営業が説明しきれないと言うことはそういうことになっているぞ。でも我々もなんとなく毎月箇条書きのリリースノートを共有しただけで社内に伝わった気でいただけなのではないか。

そんな課題感を持ち、7月に開催された全社総会でこれまでのリリースをまとめたのが下図です。

FY2021 ルクミー年間リリースをまとめた図。描いてみた自分でも「思ったよりある…!」

既にリリースされていたものをまとめただけなので「ああ、そういうこともあったね」というリアクションを期待していたのですが、実際のリアクションとしては

え、こんなに変わっていたんですか?知りませんでした!

であったり

これそのまま園に持っていって説明したいので使っていいですか?

などの声。

そう、思ってたのと違っていました。そんなにありがたいの?え、これまでも言ってた案件だよ?…いや、思っていたとおり「社内の人にも伝わっていなかった」のかと。

これを機に毎月の社内向けリリース共有においても

  • それは誰の何に役立つのか
  • それはどんな使われ方を期待するのか
  • この先にはどんな進化が待ち受けているのか

など、単なる機能一覧ではなくみんなで作る「ルクミー」のストーリーとしてプロダクトの進化を伝えるやり方に少しずつ変えはじめています。

ものづくりの現場にいるとどうしても「作れば分かってくれる」気持ちが先立ちますが、当然のごとく知ってもらう努力も必要です。社内の仲間に伝わっていないものがその先の園や先生に届くわけがない。プロダクトオーナー1ヶ月目からいきなり頭を殴られたエピソードでした。

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