ユニファ開発者ブログ

ユニファ株式会社プロダクトデベロップメント本部メンバーによるブログです。

Unifa業務基幹システムリプレース ソアスク導入

この記事は、ユニファAdvent Calendar 2024の20日目の記事です。 adventar.org

みなさんこんにちは。今年もお邪魔させていただきました。システム企画の鄭(ジョン)です。

Advent Calendarも3回目、過去の私からはこんな内容でした。 tech.unifa-e.com tech.unifa-e.com

そして今年のテーマは[Unifa業務基幹システムリプレース ソアスク導入]です。 実は今年、Unifaの業務基幹システムのリプレースがありました。 その内容について振り返ってみようと思います。

ソアスクとは

ソアスクはサブスクリプションおよびストックビジネスの販売管理プロセスを効率化し、収益や各種KPIを一元管理できるBtoB向けのSaaS販売管理サービスです。SFA/CRM、会計ソフト、入金消込などの外部サービスと連携することで、面倒な手入力の手間を省き、ソアスクと外部サービス間のデータ活用を最大化します。

ソアスクはすべてのお客様に安心してご利用いただけるよう、世界15万社以上に信頼されているSalesforceプラットフォームを採用しています。高い安全性・効率性が担保された環境に、成長戦略を支えるビジネス基盤を構築できます。

…と、公式ホームページからそのまま引用しました。Salesforce上で動く販売管理システムですね~

Unifaの業務基幹システムについて

Asis リプレース前の業務基幹システムは顧客管理・販売管理が分断され、社内の作業工数・業務手順が複雑になる原因となりました。

困っていたこととしては見積~契約~請求のデータ一貫性がないことでした。見積はシステム外から作成し、顧客提示後にSalesforceへ入力することで後続処理が流れているため、顧客に提示した内容と契約・請求の相違が発生する可能性もありました。そして、顧客情報から売上が見えないので販売戦略を立てることにも課題を感じていました。

その他色々機能問題もあり、ソアスク導入から以下のように変わりました。

Tobe 見積〜契約〜請求のデータ一貫性が担保され、課題が解決される見込みです。

Salesforceの中で完結することで契約までのリードタイムも短縮することができ、お客様へもっと早くUnifaのサービスを提供することでUnifaのValueである「Speed Driven」を感じることができました。

課題について

ここからは少し課題(2024-12月ソアスクVer 1.7で確認しています。)についてお話します。

Unifaでは一つの顧客において複数の商談が動くことがあります。

例えば、「ルクミーフォト」、「ルクミー午睡チェック」、「iPhone SE 3台レンタル」を利用している園において、 ①「iPhone SE 3台レンタル」を「iPhone SE 2台レンタル」に減らす。 ②「ルクミー体温計」を追加する。 日付は任意ですが、こんな契約状況から

①契約変更(ライセンス洗替)の見積

②契約変更(ライセンス追加)の見積 が登録されている状況です。

ここで②が受注確定されると契約状況は次のように更新されます。

続いて①が受注確定されると契約状況は次のように更新されます。

あれ、②ルクミー体温計なくなった、、、

システムより運用課題となりますが、洗替のタイミングから意図しない契約の不備が発生する課題がありました。(①→②だったら問題ない。)

ここで受注確定の排他処理を入れる必要があると判断し次のロジックを実装し上記問題を解決することにしました。

具体的には契約管理変更履歴は受注確定時、その時間と内容が保存されますのでその情報を見積作成時、受注確定時(契約管理変更履歴もレコード作成時)、その日付を保存するフローを実装し受注確定を制御するロジックを追加しています。

そして、Salesforceレコードトリガーフローから次の処理を追加しています。

・契約変更の見積が作成されたら契約管理変更履歴から最新の変更時間を取得し、セットする。

・契約管理変更履歴が作成されたら関連見積の契約管理変更履歴を更新する。

「排他処理=NG」の場合、受注確定ができなくすることでこの問題は解決できました。

契約変更の種類(ライセンス追加か、ライセンス洗替か)、日付の変更有無等もっと考慮しないとならない事項はありますが、簡単に実装できそうなロジックを紹介してみました。

最後に

基幹システムリプレースから忙しい1年でした。運用もこれからということで混乱もありますが、Unifaのパーパス「家族の幸せを生み出す あたらしい社会インフラを世界中で創り出す」を思いながら日々関連部署と協力しながら前へ進んでいます。

一緒に働く仲間も募集中ですので興味をお持ちの方はぜひよろしくお願いいたします。 jobs.unifa-e.com