こんにちは! ユニファでプロダクトデザイナーの砂田です。 ユニファでは、2024年8月に新たなバリュー「Speed Driven」が追加されました。 デザイン課では、このバリューを浸透させるための施策として、バリューデザインのリニューアルをデザイナーの用貝さんと2人で担当しました。
会社のバリューデザインを担当することに対し、ワクワク感と共に大きなプレッシャーも感じましたが、全力で取り組みました。 今回は、その中でのプロセスや意識した点をご紹介したいと思います!
この記事はユニファAdvent Calendar 2024の15日目の記事です。 adventar.org
▪️前提
ユニファにはもともと「One More Step」「Play Fair」「Triple Win」という3つのバリューがありました。 この度「Triple Win」から、会社が立ち向かう社会課題に対して、より迅速に取り組む姿勢を体現するため「Speed Driven」にアップデートされました。アップデートの経緯や発表は、代表の土岐さんから、丁寧に熱のこもった説明が全社員に向けて行われました。
▪️何を作るか
既存のバリューはポスターとして展開されていましたが、今回追加されたバリューをどう浸透させるかを考えるところから始まりました。 「日々の業務の中で思い出してもらうには?」「自分ごととして行動してもらうためには?」など考えた結果、日々の業務でバリューを思い出し、行動に生かすためのものとして、バリューポスターと社員証のアップデートを行うことに決定しました。
バリューポスター: 会社のロビーや会議室などで繰り返し目にすることで、ユニファで働く人たちがバリューを意識する機会を増やす狙いがあります。 来客が来られた際にも、ユニファで大事にしていることを一目で伝える狙いも。
バリューカード: 各バリューが印刷されたカードを社員証ホルダーに入れることで、日常的に意識しやすくします。また、そこからコミュニケーションのきっかけになればと考えています。
▪️イメージを合わせる
さて、何を作るかが見えてきたので、 次はデザインの方向性やトンマナなどのイメージをすり合わせていきます!
速くデザインを作って共有する:
限られた制作期間の中で方向性を定めるため、まずは簡単なデザインイメージを作成し、課長の山口さんを通じて経営陣の方に繋げていただきました。 これにより、具体的な意見を早期に集めることができ、それぞれが考えているイメージを確認することができたので、デザインの方向性を絞り込むことができました。
ユニファらしさと働く人の理解を深める:
入社して4ヶ月目、フルリモートでの勤務ということもあり、会社の文化や働く人たちへの理解を深めることが最初の課題でした。 過去に関わった方々の印象を振り返ったり、用貝さんに会社やどんなの特徴を持った人がいるのかを聞きながら、少しずつイメージを固めていきました。
共通認識を合わせる:
「モダンな感じ」という表現も人によって解釈が異なります。 そこで、議論を始める前にイメージボードの作成やデザインの情緒性を定義し、印象に齟齬がないかを確認しつつ、トンマナを決定していきました。
▪️段階ごとにデザインを作る
デザインの方向性とトンマナが固まったので、いよいよ具体的な制作に取り掛かります! プロダクトデザイン業務と並行して進めた今回のプロジェクトでは、効率よく高品質なアウトプットを目指し、2人が異なる視点でデザイン案を作成して良い部分を取り入れながらブラッシュアップする方法を採用しました。
Figmaを使用することで、レビューや試行錯誤を迅速に行えることや、無制限に広がるボードを活用し多様なデザインパターンを模索できました。 プロダクト以外でもアジャイルに進めていけるので、おすすめの方法です!
また、完成形をいきなり目指すのではなく、60%程度から100%へと段階的にアウトプットを行いました。 経営陣の方やデザイン課内でレビューいただきながら徐々に焦点を合わせていくことで、途中での方向修正や細かい改善がスムーズに行えたと思います。
その後、様々な方からいただいたフィードバックを反映し、 ブラッシュアップした最終的なデザインを全社会で発表しました。 リモートですが全社員の前で話すのはドキドキでしたが、 新Valueデザインに対して好意的な反応をいただくことができました。
▪️まとめ
以上が、新バリューのデザイン作成の紹介となります。 プロダクトデザイナーの私が入社して初めて世に出だした新バリューのデザインとなると思ってなかったですが、会社の価値観やユニファで働く人のことを深く理解する機会になったこと。それを形としてデザインするという、とてもいい経験ができました!
今回のプロジェクトで、特に助けになったのが、デザイン課のメンバーによるレビューでした! 細部にわたる真摯なフィードバックを頂いたり、悩んでいるところを相談すると迅速にコメントを頂けるなど、細やかなサポートが大きな支えになりました。 そのおかげで、スピードドリブンで進めることができ、納得のいくデザインが短期間で完成したと強く感じています。
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余談ですが、バリューデザイン完成後には、ポスターやスタンプ、PCの壁紙など、さまざまな展開も行っています。 これからもデザインの力で、会社全体を盛り上げていけたらと思います!
ユニファでは一緒に働く仲間を募集しています!気になった方はぜひ採用ページをチェックしてみてください! jobs.unifa-e.com